我が家の次男もようやく入試が終わり、ホッとしているところです。生活保護制度の中では、大学進学は認められていません。「子どもの大学に行くお金があるならあなたの生活費にまわしなさい」という言葉が返ってきます。
先日、保護の申請をした方がその言葉を聞いて大きなショックを受けました。「子どもの願いを叶えたいという親の思いも捨てなければならないんですね」とさびしそうに言った言葉を聞いて胸を締めつけられる思いでした。
学費の問題は、子どもを持つ親にとって共通の問題です。
ヨーロッパでは、学費は無償という政治がひろがっています。日本でも税金の使い方を住民の生活を中心にしていけば実現可能です。
何よりも今、進学を諦めなければと悩んでいる親子が救われるように、借り易い返しやすい就学資金制度の充実を早急にやってほしいと願います。
09年02月15日付「豊平区新聞」より