「フリースクールで子どもを育てる親の会」フォーラムに参加させていただきました。
3人のお母さんたちのお話を聞き、同じ親として、胸が締め付けられる思いでした。
人それぞれに生き方があり、子どもの数だけ育ちがあるはずです。
しかし、今の学校に子どもが合わせなければならない現実と、合わせられない子どもたちの苦しみ悲しみが伝わってきました。そして、我が子を守れるのは親だけと、必死に子どもの居場所を探し、共に悩み苦しみ、育ちあってきたお母さんたちの強さも感じました。
大きな企業のためにあるような働くルール・制度にあわせなければならない介護など人が制度に合わせて生きなければならない状況です。
お母さんが言っていた「『前に進むには新幹線もあるけど、鈍行列車もあるよ』と伝えられる大人になりたい。鈍行列車も用意することが社会の役割ではないでしょうか」の言葉が胸に響きました。
人の育ちをあたたかく支援する社会となる政治が必要と改めて感じました。
09年11月29日付「豊平区新聞」より