日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

原発から自然エネルギーへの転換を

革新知事の実現をめざす「明るい革新道政をつくる会」は、4日夜、カデル2・7で「道政を語るつどい」を開催し、各構成団体から、50名あまりが参加しました。

発電設備を地域で持つことが重要

道政を語るつどい第1部では、北大で原子核工学を専攻し、原発をやめるべきとする研究を続け、現在では自然エネルギーの開発普及に取り組んでいる(株)自然エネルギー研究センター代表取締役の大友詔雄氏から、「北海道の未来像は、原発・エネルギー問題と道政」と題して、講演をいただきました。

大友氏は、チェルノブイリや福島での原発事故の過酷さ、その被害がきわめて長期に渡ることを強調し、ただちに原子力から自然エネルギーへの転換が必要としました。

氏は太陽光、太陽熱、風力、木材等のバイオマスなど地球上には有り余る自然エネルギーがあることを具体的に示し、世界各国で開発されているその利用技術について紹介しました。

講演する大友氏講演する大友氏

つづいて、足寄町と芦別市における地域の森林を活用した木質バイオマスの利用を紹介し、エネルギーの自給ばかりでなく、地元の雇用創出で、地域の活性化に大きく貢献しているとしました。しかし、大友氏は、「風力でもバイオマスでも、発電施設を地元が所有することが大切、中央の大資本にまかせたのでは、せっかくの自然エネルギーも大資本の懐を潤すだけで、地域の活性化につながらない」と、地域が主体となることの重要性を強調しました。

第2部では、日本共産党の真下道議会議員が、原発問題と病院における消費税問題について、道議会での追及、論戦をもとに報告しました。また、道民医連の沢野事務局長が北海道の医療計画について、その背景と問題点について報告しました。

つどいは、「今日学んだことを政策として積み上げ、革新道政実現の力を付けていこう」との閉会挨拶で終わりました。

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まだまだ生活保護費下回る

最低賃金719円

各都道府県の最低賃金審議会で、今年の最低賃金(時給)引き上げ額の答申が出されました。厚生労働省の調査では、11都道府県で最低賃金が生活保護費を下回る「逆転現象」が起きていました。

北海道では、14円の引き上げで、719円の答申が出されましたが、生活保護費と比較してもまだ16円低い金額です。北海道の他、東京、大阪、宮城、神奈川、広島で同様の「逆転」現象が解消されず残されたままです。

民主党政権と日本経団連、連合は「早期に全国最低800円、2020年までに平均1000円」で合意していましたが、これにはまだほど遠い状況です。引き上げに反対する大企業・財界の抵抗があるからです。

最低賃金は、今後、答申への異議申し立てを審議した後、決定されます。最低賃金は、労働者をこれより低い賃金で働かせてはならないとする最低ラインです。貧困の拡大で生活保護受給者が増えていますが、貧困の解消には普通に働いて生活できる賃金が必要です。生活保護費を下回る額では、労働意欲もそがれてしまいます。

貧困をなくし、労働者の懐を潤し景気を回復させるためにも、全国一律1000円以上に最低賃金を引き上げることが必要です。

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進む新自由主義教育改革

9月1日午後、札幌弁護士会による「どうなるどうする北海道の教育」と題するシンポジウムが市内で開催されました。

北海道においても、日の丸・君が代の押し付け、情報提供制度(密告制度)など教育に対する行政の介入、教師に対する厳しい統制が強まっている中、会場は220名を超す参加者であふれました。

行政の教育介入、教師の統制が強められている背景を的確に解明した本シンポジウムでの講演、「憲法・教育基本法と新自由主義教育改革」と題する世取山新潟大学准教授の講演を紹介します。

エリート養成は公費で、職業教育は自費で

講演する世取山准教授講演する世取山准教授

新自由主義は過酷なまでの社会経済の効率化をめざしている。日本の教育は今まで、第一次産業(農林水産)、第二次産業(鉱工業)、第三次産業(サービス)とすべてに対応できるよう重装備であったが、今や一次、二次産業は衰退し、本社中心の第三次産業と飲食業で持っている。こうした社会変化に対応した教育にすべきとして、新自由主義にもとづく教育では・・・早期に社会の支配層となるべきエリートを選抜する。ノンエリートには細分化・規格化された教育を提供し、労働市場で役に立たなくなれば自己責任で再教育を受け新しい雇用を見つける。エリート教育のためには大衆は金を出さないので、エリート教育は公費でまかなうが、職業教育は職につけば回収できるので、自己負担で・・・こうすることが社会として一番効率的だというのです。

主従関係、競争、評価、処罰で推進

新自由主義では、これを支える組織としては、行政の企画部門(決定する部門)と実施部門を分け、両者を主従関係で結ぶと一番効率的な運営ができるとしている。さいふを握っている主人(決定部門)のいうことを現場(実施部門)はなぜ聞かないか?それは主人の高尚な目的を理解しないで、さぼることばかり考えているからである。この解決法は仕事を基準化し、競争させ、結果を評価し、それに基づいて賞罰を与えることである。

これを教育現場に当てはめれば、学校では校長が決定し、教職員はそれに従うだけ。基準化は「学習指導要領」。評価は学力テスト、学校評価、教員評価と先生方は最近は評価に追われっぱなし。競争は、学校選択、人事考課で。賞罰は、学校の統廃合や給与の差別。まさに、大阪を先頭に、全国の学校で新自由主義に基づいた教育改革が進められている。

(次号に続く)

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残暑の一コマ

89年ぶりに札幌で開催されたサーカス。9月3日で終わりましたが、先週末には当日券を求め、早朝6時前にはもう長蛇の列ができていました。

サーカスの列 サーカスの列

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ムクゲ

ムクゲ 今年の夏は、厳しい残暑が続きましたが、そのせいかムクゲの花はいつもの年よりたくさん咲いたようです。

中国原産の潅木で、庭に植えられたり生垣として用いられています。花びらは5枚ありますが、基部でくっついています。

いろいろな園芸品種があり、紫、紅、白と色も多彩で、八重咲きのものもあります。

熱帯の花ハイビスカスと同じ仲間です。ハイビスカスが常緑樹なのに対し、ムクゲは落葉樹です。

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12年09月09日付「豊平区新聞」より