選挙公示前の最後日曜日となった30日、豊平区委員会は、日ハム戦でにぎわう福住駅前で、日本共産党の政策を宣伝しました。
ストップ消費税、ただちに原発ゼロへ、憲法9条守ろうなどのプラカードやのぼりを立て、野球観戦に向かう人々に政策を訴えました。
マイクからは、豊平区市政相談室長の池田ゆみさんが、「アベノミクスで潤っているのは大企業のみ、成長戦略は労働者の使い捨てを一層しやすくするもの。今、必要なの賃上げ。大企業の内部留保のたった1%で月1万円の賃上げが可能です。北海道経済を破壊するTPP、農業だけではありません。食品の安全、医療制度まで危なくなります。子供たちが安心して暮らせる未来に向け、原発をなくしましょう。消費税増税、生活保護の切り下げで国民を苦しめる政治にストップを」と訴えました。
また、参加者は、「『こんどは共産党かな? でも…』というみなさんへ」との見出しのついた、赤旗号外6・7月号を配布し、草の根で国民と力を合わせ政治を動かす日本共産党をアピールしました。
東京都議選では自民党にきっぱり対決する共産党に多くの支持が寄せられました。このうねりを札幌でもと、この日の宣伝には、地域の党や後援会から32名と多くの参加がありました。さらに、福住駅での宣伝終了後も、女性後援会のメンバーは、昼過ぎまで福住地域で宣伝を行いました。
参加者からは、「都議選の勝利で、元気が出た。しかし、都議選の結果がそのまま国政に反映するわけではない。気を緩めることなく豊平でも頑張らなければ」と語っていました。
参議院選挙が迫った6月29日午後、「憲法9条、96条の改悪を許すな」と区内で二つの集いが開催されました。憲法改悪に突き進む安倍政権に対し、選挙前に「NO!」の声を上げなければと開催されたものです。
東月寒地区センターで開催された「憲法を考える講演と音楽の集い」には80名を越える参加者がありました。合唱や和太鼓の演奏を楽しんだ後、「安倍政権の改憲の狙いと平和憲法の輝き」と題して、高崎暢弁護士の講演を聞きました。
高崎氏は、「来たるべき参議院選挙で改憲勢力を小数派に追い込むことこそ大切」と語りました。
講演の後、「月寒九条の会」設立総会が開催され、申し合わせ事項と役員を承認し、豊平区で6番目の九条の会が発足しました。
平岸では、地域の党と後援会による憲法についての「対話集会」が開催されました。事前に、町内会長や地域のみなさんに案内のチラシを配布し、多くの方々の参加をよびかけました。
憲法問題については関心が高く、50名と多くの参加があり、今までこうした集いに参加したことのない方が多く参加してくれました。
6月16日号に続いて「豊平区民の要求を実現する連絡会」の区交渉結果について【その3】をお知らせします。
不登校の子供や発達障害のある児童生徒のための教育の充実について要望がありましたが、これについては以下のような回答がありました。
不登校児童のための教育施設としては、市内に4カ所相談指導学級を設置している。また、学校環境に抵抗感のある児童生徒に対する教育支援センターをH26年度までに2カ所設置する予定で、今年4月には白石区に1つ設置された。
不登校の子どもの受け皿となっているフリースクール等の民間施設については、H24年度に補助制度を策定し、一定の要件を満たす施設に対し、指導体制の整備や教材、体験学習に係る経費の一部助成を行っている。こうした施設に助成を行うことによって、フリースクールを利用している方の負担も軽減されると考えられるので、今後、制度の充実に向けて検討していきたい。
また、特別養護老人ホームの待機者数、整備計画について教えて欲しいという要望が出され、後日区のほうから回答することとなっていました。後日、「H24年末で、6577人の方が特養ホームに入所希望されている。このうち要介護度や家族の状況等から見て緊急度の高い方が1208人となっている」との回答がありました。
特養ホームの整備計画は、H24から26年の3年間で720床分の整備となっており、待機者の数と比べるときわめて少ない状態です。
連絡会では、6月25日に第1回の交渉結果について検討を行いました。
その結果、道路等の身近な問題についての話が不十分で、疑問も残ったことから、身近な道路の問題と除排雪の問題について、この秋にでも第2回目の交渉を持ってはどうか、ということになりました。連絡会としてはこの方向で準備を進めることとしました。
今、路傍や空き地、牧草地などで花を咲かせています。きれいな花ではありませんが、穂の周りに輪状に雄しべが突き出して帽子のつばのように見えるおもしろい姿をしています。ヨーロッパ原産の多年草で、今では全世界に広がっています。
冬の間は地面にはいつくばっていますが、夏になると花茎を伸ばし、花を咲かせます。普通のオオバコの葉は楕円形であるのに対し、ヘラオオバコの葉は細長く、裁縫の時に使うヘラに似ていることからヘラオオバコと名付けられました。
草刈りをしても株まで刈り取れないので、路傍や空き地ではどんどん増えて行きます。
13年07月07日付「豊平区新聞」より