7月8日、小森陽一さんの「子どもと憲法」のお話を聞きました。
産みの苦しみならず、産まれ出る苦しみについての話から始まり、子どもの立場に立っての育つ(発達する)苦しみ・喜びが話され、とても興味深いお話でした。
子育てに入り込んできた紙オムツがベトナム戦争で使われていた止血の技術が使われ開発されてきたこと、生活の中で便利になっていくその裏には軍事産業の関わりがあること(カーナビもそうですが)。―などの話も興味をひかれました。
テレビやテレビゲームなども子育てを楽にしているように見えても、実は子どもたちから人として最も大切な「ことば」を奪っているもの――。知っていたつもりでしたが、改めて子どもたちに話しかけ、聞き取り、また返していくことの大切さを感じました。
大人の立場で考えるのではなく、今現在育っている子どもたちの立場にたち何が必要なのかを考えることの大切さ、大人の役割を感じました。そして、考える基準は日本国憲法であり教育基本法なのです。
脳科学が発達し、どうすれば人の脳を操り思うような結果を出せるか―前回の衆議院選挙で繰り広げられた「小泉劇場」もマスコミを使って緻密に計画実践されたもの。そんな話も織り交ぜながら憲法9条の大切さが話されました。
8日午後には「しんぶん赤旗」読者の方たちを訪問し、ごあいさつさせて頂きました。
その中で、やはり国保料が上がった話が出され、「共産党さんに大きくなってもらわなければ・・・」と期待と励ましをいただきました。
小森先生の話から、私も「ことばを操る人」として、小泉構造改革の悪政、その根源をたくさんの人たちと話し合い、伝え合い、共産党の議席の役割、大切さを広げて行きたい。そのためにしっかりがんばります。
06年07月16日付「豊平区新聞」より