8月26日、「子どもの権利ってなに?市民の集い」に参加しました。
第1部では、現場からの報告で、教育現場での多忙さ、子どもたちにしっかり向き合えない余裕のなさ、しかし、子どもたちの姿は昔と変らない、そんな子どもに寄り添い子どもたちの思いや話を聞き取って行く大切さ、高校生の就職難の実態。
学童保育では、子ども集団に先生がしっかり寄り添い仲間を思いやる育ち合いの実践、指導員の働く実態。
「子どもの性と生」のタイトルで、中・高生の性の実態と性教育について。―などが話され、涙を誘う話もあり大変勉強になりました。
大変な中でもあきらめず前に進もうとがんばっている現場の先生たちの姿に接し、励まされました。
子どもの考え・思いをしっかりと見つめ聞き取っていけるように、子どもの権利が守られるように、「子どもの権利条例」の制定の大切さを改めて感じました。
第2部では、札幌市子どもの権利条例づくりに参加して来られた内田信也さんのお話。
子どもたちも参加し話し合いを積み重ねとても良い内容のものができあがった。しかし、来年の市長選を見越して、自民党・公明党が「時期尚早」と反対し審議させない動きがあるとか・・・。
「子どもが真剣に話し合い、子どもの権利条例の制定を望み、期待をしているのに、大人がそんな態度では恥ずかしい。」そんな厳しい指摘もあり、私自身も背筋を正される思いでした。
大切な子どもの権利条例が政治の道具にされることに怒りを感じました。
政府、与党は、秋の国会で、教育基本法の改悪を強行しようとしています。豊かな内容の札幌市子どもの権利条例が制定されるためにも、教育基本法守る闘いで、私もみなさんと一緒にしっかりがんばります。
第3部の横湯園子さんの臨床心理士の立場からの「尊厳の回復と癒しの視点から」のお話は、いじめなどのカウンセリングをしてきた実践からのお話です。このお話については、また来週号で書いていこうと思います。
06年09月10日付「豊平区新聞」より