札幌も紅葉の季節に終わりを告げ晩秋のたたずまいを見せはじめています。これからは、一雨ごとに寒さに向かい、初雪の便りも間近になってきました。
私は朝夕、街頭で「教育基本法改悪案を廃案に」と訴えています。
国会は教育基本法改悪をめぐって緊迫しています。
いじめ問題・必修科目の未履修の問題など教育基本法との兼ね合いで審議しなければならないことが沢山あるのに、政府・自民党はその問題とは関連付けないように躍起になっています。
しかし、青森でのタウンミーティングでのやらせ質問(政府の都合のよい質問を参加者に渡して発言させていたこと)が、日本共産党の追及で明らかにされ大問題になっています。
こうした「やらせ」、「ごまかし」をやっている政府には教育を語る資格が無いこと、改悪の中身も道理がないものだということを自ら示しているのではないでしょうか。
衆議院での自民・公明による採決強行は許されることではありません。
数の力による横暴を許さず、しっかりと教育基本法の改悪の中身(愛国心を押し付け、戦争する人づくり・国家が教育に介入し国の政策に従う人づくり)を知らせ運動を強め、子どもたちの未来を守っていきましょう。
いま必要なことは、教育基本法をいじるのではなくて逆に教育基本法が活かされる教育ではないかと思います。
どの子もどこの場所でも等しく教育が受けられる、解らなければ聞いて教えてもらえる、子どもの気持ちに沿って教えてもらえる、教えることができる。そんな教育が実現されるように憲法・教育基本法を守り生かされるようにいっしょに頑張りましょう。
06年11月12日付「豊平区新聞」より