なくそう貧困と格差、輝かせよう世界の宝・憲法9条―と呼びかけ、2008年国際女性デー全道集会が6日、かでる2・7ホールで開かれました。
ロビーには、午後6時の開場前から長蛇の列ができました。
会場は650人を超える女性たちで通路までびっしり埋まりました。
30人の母親合唱でオープニング。続いて石川一美実行委員長が開会あいさつしました。
「世界の女性たちが連帯して『くらし、権利、平和』のため立ち上がる日が国際女性デーです。100年の歴史を持っています」と紹介。このスローガンのもと、世界、全道の女性たちと連帯し集会を成功させましょう」と呼びかけました。
道憲法改悪反対共同センターの山口康夫代表が来賓あいさつし、自民、民主、公明などの改憲派国会議員が参加する新憲法制定議員同盟に民主党幹事長が役員に加わる事態を告発。「改憲策動の再構築を狙っています。憲法改悪反対の運動で女性のみなさんがいっそう力を発揮するよう願っています」と述べました。
イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんが「命に国境はないーイラクで非暴力は実現するか」と題して記念講演。
パソコンの映像を駆使して悲惨なイラクの実態や隣国ヨルダンからの避難民にストーブを届ける支援活動を紹介。肉親を殺され、憎しみと報復にかられるイラク人に「報復ではなく、傷ついた人たちを救おう。殺すのではなく助けよう」と呼びかけていると話し、「日本がこれからできることはここです」と述べました。
日本共産党からは、岡ちはる道医療・福祉対策委員長(衆議院比例候補)があいさつしました。
子育て支援などで欧米との比較も示して、日本の貧弱な実態を批判。「日本共産党は大企業優先、軍事優先の逆立ちした政治を国民本位に切り替えるために、全力をあげます」と表明しました。
江別から4人で参加した主婦は「高遠さんたちの活動はすごい。私たちができるのは九条を守り平和を守ることです。日本が世界に憲法9条と平和を広げる国になりたい」と語っていました。
羊ヶ丘原水協は、3月9日の午後、東月寒地域のスーパー前で「核兵器のない世界へ」と6・9行動に取り組みました。
羊ヶ丘原水協の日下新介さんが原爆パネルのプラスターを首に掛け、原爆の恐ろしさと今なお原爆症で苦しんでいる被爆者の皆さんの救済を訴えながら「二度と被爆者を作らないために署名にご協力下さい」と呼びかけました。
買い物にきていた親子や家族が足を止め「頑張ってくださいね」と署名に応じていました。
羊ヶ丘原水協は、月に一度6・9行動にとりくんでいます。
農薬入りギョウザ問題で日本がいかに輸入食品に頼っているかが明らかとなりました。
中国産で無いものをえらぶだけでも大変です。
日本の穀物自給率は24%で、輸入量は世界の穀物貿易額の13%を占めています。
地球温暖化により各地で旱魃や洪水、病虫害の発生が起きて、穀物価格が高騰しています。
温暖化を防止すると共に、農産物の自給率を高める必要があります。
08年03月16日付「豊平区新聞」より