大門実紀史参院議員を迎えて、日本共産党演説会が21日、札幌市豊平区で開かれ200名が参加、弁士の話にうなずきながら熱心に聞きいりました。
大きな拍手のなか登壇した大門実紀史参院議員は「憲法9条が守られるかどうかは来るべき総選挙での日本共産党の前進にかかっています」と強調。財界とアメリカの目的が自民党単独ではなく、民主党と一緒になって憲法を変え、消費税を引き上げることだと述べ、「民主党と連立させるため、福田さんを首相にしたが、それ自身が人材不足で自民党政治の行き詰まり、末期症状だ」と自公政権を批判しました。
「小林多喜二の小説『蟹工船』がブームになったのは、若者がたたかう相手がみえ、仲間がいることを知ったから」と指摘。「立ち上がる若者を支えるのが日本共産党です」と若者の雇用の問題を国会で取り上げ、職場や地域で一貫して奮闘してきた党の役割を明らかにしました。
宮内聡衆院比例候補は、「北海道から憲法を守る衆院の議席をかちとり、みなさんの声を国会へまっすぐ届けます」と決意を表明しました。
参加した59歳の主婦は「貧富の差が拡大しているのを実感します。夏本番の札幌だけど、冬に向けて福祉灯油の実現と若者が希望のもてる働き方、雇用を確保してほしい」と語っていました。
08年07月27日付「豊平区新聞」より