原水禁世界大会北海道代表団は4日、広島市で結団式を行いました。全道各地から176人が集まりました。
塩原康弘団長が開会挨拶し、各ブロックからの決意表明と運動を交流しました。
「千羽鶴を4万2千羽折ってきました」(北見)、「第五福竜丸の企画をおこなってきました」(十勝)との取り組みや、住民の多くの自衛官がいる恵庭、千歳からは海外に派兵され、家族に不安が広がっています」(石狩)と告発。
道北の旭川からは、参加した3人の高校生が「修学旅行で沖縄に行き学びました。広島でしか学べないことがあると思います。しっかり学んでいきたい」「友達はみんな世界大会を知らないので、学んで伝えて生きたい」と次々に発言しました。
「平和の波」と銘打った6時間のロングラン宣伝を実施した釧路代表は、今朝バッチをつけて歩いていたら市民から呼び止められ「北海道からこられたんですね。私も被爆者です。頑張って下さい」と励まされたと紹介しました。
札幌豊平区から参加した青年は「私は仏教者、宗派は浄土真宗です。仏教にとって大切なのは、命の尊さを広げること。この数日間、学び一生涯のものにできるように努力したい」と話しました。
岩淵事務局長は「働く人が平和で安心して暮らせるようになること、未来を見つめることが私たちのたたかいです」と閉会挨拶しました。
世界から核兵器廃絶のうねりをつくりだそう―。原水爆禁止2008年世界大会・広島の開会総会が4日、広島市で開かれました。(写真)
海外代表や日本全国から6800人が参加し、2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて運動を強めようと会場は熱気に包まれました。
参加者の多くが10代、20代の青年たち。ピースマークの缶バッジや憲法九条のTシャツでアピール。熱心にメモをとる姿が目立ちました。
「核兵器のない世界を」などと書かれた横断幕やのぼり、折り鶴を手にした登壇者に会場が一体となった草の根の活動報告。50周年となった国民平和大行進の通し行進者らが、「行進者の後ろには、同じ思いをもつ人がものすごくいることを実感した」と語ると、「いいぞ」の声や口笛がとびました。
大黒作治全労連議長が開会宣言しました。主催者報告した冨田宏治氏(関西学院大学教授)は、国際会議宣言の内容を紹介し、「核兵器のない世界」を目標とする全世界的な共同行動キャンペーンをよびかけました。
現職の国連代表の初参加として注目されたセルジオ・ドゥアルテ国連軍縮問題担当上級代表が、この大会で発言する栄誉に感謝し、「核のない世界の追求に貢献することを誓い合いましょう」と表明しました。
8月6日、新婦人豊平支部では平和行動の一貫として「親子ですいとんづくり」に取り組み、15組の親子(子ども24人・サポーター15人)ら総勢53人が参加しました。
親子で手形を押し平和の願いをこめた「平和タペストリー」を作り、みんなで作ったすいとんを食べニコニコ顔の子どもたちでした。
会員の根田さん、高木さん、青柳さんの戦争体験の話を聞き平和の大切さを考えました。
その後は、「おこり地蔵」など、原爆の絵本の読み聞かせを親子で楽しみました。
8月4日から豊平区民センター、ロビーで平和ロビー展を開催しています。
絵手紙など会員の作品を展示。また、七夕にちなんで「平和」への願いを書いた色とりどりの短冊が下げられた七夕飾りが展示されていました。
原爆のパネルも展示されており、熱心に見ていく子どもや区民の姿がありました。
08年08月10日、17日付「豊平区新聞」合併号より