第3回定例札幌市議会は最終日の7日、2007年度各会計歳入歳出決算、高速電車事業会計決算などの諸決算、子どもの権利条例と修正案を賛成多数で可決し、閉会しました。
日本共産党の岩村米子市議は、各会計歳入歳出決算認定と高速電車事業会計決算に反対し、他の五つの議案に賛成の立場で討論しました。
各会計歳入歳出決算に反対する理由として、高すぎて払えない国保料と資格証明書の大量発行をあげた岩村氏は「1世帯平均で14万1597円に据え置かれたままでも、加入世帯の所得が毎年低下し続けているため、実質的には負担増となっている」と指摘。資格証明書が1万2010件も発行され、資格証明書しか持たないため、具合が悪くても治療できず、手遅れになって死亡した人が昨年10月から3人いたことを告発しました。
高速電車事業会計については、地下鉄事業10カ年計画に基づき、駅業務の全面民間委託と人員削減がすすめられ、駅務員の人員を73人削減したことにふれ、「サービス低下と安全走行に支障をきたすものであり、反対だ」と述べました。
市が発注した下水道電気設備工事の「官製談合」について、上田文雄市長の謝罪発言があり、「官製談合」の再発防止を求める決議を可決しました。
日本共産党市議団が提案した「介護労働者の人材確保と待遇改善に関する意見書」をはじめ、10件の意見書を可決しました。
11月6日、新婦人道本部(工藤登美子会長)は、道教育委員会に対して①子どもと教職員の内心の自由を守り「日の丸・君が代」の強制をしない②全国一斉学力テストの公表はせず、来年度以降の全国一斉学力テストに参加しない③学校給食の安心安全についての3点で要請行動を行いました。
日の丸・君が代問題では、「強制はしない」と言いつつも、「教師の立場を教育公務員である以上、指導要領に沿って指導するべき」という主張を繰り返し、「憲法の思想信条の自由を子どもたちにどう伝えるのか」などの参加者からの質問に、まともに答えようとしませんでした。
そのほか「学力テストより、子どもたち一人ひとりにしっかりと目が行き届くように教育環境の整備をして欲しい」「冬場をむかえ、作物の端境期にはいっていくが、学校給食に輸入食品を使わないで欲しい」などの意見が活発に出されました。
11月7日夕方、平岸南地域後援会と青年学生後援会は合同で地下鉄南平岸駅前にて、「お帰りなさい宣伝」を行いました。
朝から荒れ模様の天気の中、青年が4人、地域後援会から5人が参加し「おかえりなさい」と声を掛けながら、志位委員長の86周年記念講演のDVDを帰宅途中の皆さんに配布しました。
池田ゆみ市政相談室長がハンドマイクで「安心して働けるルールを一緒につくりましょう。そのためにも共産党を皆さんの力で大きく伸ばしてください」と訴えました。
青年もマイクを握り、「派遣社員は許せない。ちゃんとした働くルールつくるために、僕は共産党を応援しています。皆さん一緒に頑張りましょう」と元気に訴えました。
30分の宣伝時間の中で約150枚のDVDとビラを配布しました。「若い人の宣伝はいいねー」と地域からも喜ばれています。
共産党豊平・清田・南地区委員会と後援会は、中心街宣伝として、11月8日午後、2回目の狸小路での宣伝に取り組みました。
朝から寒い天気でしたが、17人が参加し元気に宣伝し狸小路を練り歩きました。
南区の岩村よね子市議と池田ゆみ豊平区市政相談室長が参加し「雇用と暮らしが守られ、若者も高齢者も安心して生きていける政治をつくりましょう。皆さんの切実な願い共産党に託して下さい。北海道の衆議院の議席を必ず勝ち取れるようお力を貸してください」と訴えました。
地域後援会の方の訴えや青年の立場からの訴えもあり、約200枚のDVDとビラを配布しました。
「がんばって下さい」「応援してます」などの励ましの声も寄せられ今回の宣伝も元気が出る行動でした。
中心街宣伝は毎週行われる予定です。
共産党地区委員会の宣伝カーは連日地域後援会の皆さんの力で、運行し、共産党の風を吹かせています。
手を振って応援してくれたり、頭を下げてあいさつしてくれたりとどこの地域に入っても元気の出る宣伝になっています。
豊平区は火・木・土・日が宣伝日となっています。
宣伝カーの運転、アシスタントなど協力くださる方を募集しています。是非よろしくお願いいたします。
08年11月16日付「豊平区新聞」より