「共産党に入りたいのですが」と事務所にやってきた23歳のT君。
友人のお母さんが癌になり手術後、保険の適用にならない免疫治療をしなければならず、高額の医療費で大変。
それを受けなければ死を待つしかない。「お金がなければ、医療が受けられないなんておかしい。なんとかならないんでしょうか」「命を守る治療は国がお金を出すべきでしょう?」と熱く語ってくれました。
「少しでも政治が変わるように僕もがんばりたい」と言って入党してくれたのです。突然やってきて、わたしもびっくりしましたが、T君の率直な思いや熱意に触れ、「この思いが政治を動かす力なのだ」と、頼もしく感じました。
道生連と札幌市との予算要望交渉に参加しましたが、敬老カードでも生活保護の項目でも札幌市の答弁を聞いていると「いったい誰のための市政なのか?」と考えてしまう内容です。
「買った敬老カードを年度がかわってもつかえるように」「カードの色で区別するのはおかしい」などの要求は当たり前ではないでしょうか。会場から「説明を聞けば聞くほどわからなくなる」の声が上がるほど納得できない説明に感じました。
Tくんの政治に対しての思い、札幌市との交渉で感じた思いは「だれの立場に立って政治を行うのか?」このことが本当に問われていると思います。
住民の命とくらしが守られる政治を創るために皆さん、あきらめずに声を上げていきましょう。
08年03月23日付「豊平区新聞」より