今年も卒業、卒園を迎える時期になりました。卒業を喜び、4月からの新しいスタートに希望を膨らませる、うれしい季節です。
しかし、「入学準備の費用」「学費のこと」「学校でうまくやれるだろうか」と心配・不安もいっぱいです。
「いじめのことが心配」「学費のこと考えると不安」と話していた若いお母さんの言葉が浮かんできます。
『女性のひろば』2月号で共産党の藤森毅さんの「どう変える?子育てがたいへんな国・日本」を読みました。デンマークの国の制度「家族との時間をしっかり持てる働くルール」「教育費は無料」「点数をつけず子供を大切にする教育」「入試のない教育制度」などが紹介されており、うらやましい限りです。
デンマークでは国家予算の75%が教育を含む、生活福祉関連予算につかわれます。税金は安くありませんが、払った税金が自分たちに還元され、老後はお金がなくても暮らせる安心感があるそうです。
日本の税金もけっして安くありませんが生活福祉関連予算は24.5%と低い数値です。老後はお金がなければ、暮らせない。本当に、正反対です。
ちゃんとしたルールがあるかどうかでこんなに違いができるのです。
まともなルールを作っていくことが政治を変えていくことではないでしょうか。「私たちの税金私たちのためにつかって!」「まともな働くルールつくって!」と声を上げ、心から卒業・入学を喜べる、子育てしやすい日本にしていきたいですね。
08年03月16日付「豊平区新聞」より