暫定税率が3月31日で期限が切れ、4月1日からガソリンがいっせいに値下げとなりました。「待ってました」とばかりにガソリンスタンドに並ぶ車の様子がテレビでも報道されていました。
このような状況を作り出したのは、やはり国民の「暮らし何とかして！」の願い、世論ではないでしょうか。「福田首相がガソリンの値下げで消費が増えることは、地球温暖化をとめる方向に反する」という内容のことを言っていたそうですが、そんな言葉にも逆に「インド洋でのアメリカへの給油はどうなんだ」の声が返ってきそうです。
夕方、近所のスーパーに買い物に行きました。ガソリンが下がってよかったと思ったら、牛乳やビールなどの食料品の値段が上がっていてがっくり・・・。聞いてはいましたが、実際に目で見て確認すると本当に腹立たしい思いです。
国民の命と暮らしを守るという視点が政治にないことが、だれの目にも見えてきています。国民の世論を無視することが出来ない状況も広がっています。再びガソリンの値上げなんて許せないし、同じく実施された命を年齢で差別する「後期高齢者医療制度」も許せません。国民の命と暮らしを守る政治をつくるために、声をあげつづけましょう。
08年04月06日付「豊平区新聞」より