夫が「メタボから抜け出す」と月寒の自宅から中央区の職場まで自転車通勤を始めました。日ごろの運動不足もあり2日目より筋肉痛との闘い。果たして続けることが出来るのか・・・?
「メタボ」(メタボリックシンドローム)という言葉がすっかり定着し注目をあびています。
4月から、今までの自治体検診が「特定健康診査」(特定検診)に変わり、これまでの「早期発見」「早期治療」で住民の健康を守るという目的から、将来生活習慣病になる人をなくすという目的に変わりました。厚労省は、15年かけて現状から25%の生活習慣病の人を減らして2兆円の医療費を抑制する計画です。特定検診の最大の目的は「医療費削減」なのです。
今後は、腹囲測定をして「メタボ」の人を見つけ保健指導を行うことが義務づけられます。そして、この検診さえも75歳以上の方は受けられないように制限されるのです。
「75歳を後期高齢者として他の世代から切り離していく」「医療費がかかっていく生活習慣病の方や太めの方を『メタボ』と非国民のような扱いをしていく」いったい次は何が取沙汰されて差別されるのか?
こんな人権を無視したことが通るなんて許せません。国民の命・健康を守るのは国の責任です。医療費を削減ではなく国や大企業がしっかり負担していく政治に切り替えることの大切さ、必要性を私たちは、スクラム組んで広げましょう。
08年04月13日付「豊平区新聞」より