障がい者交通費助成制度の見直し案の意見交換会に参加しました。
札幌市の「毎年1億円ずつ増えている」、「誰もが受けられる制度にしていく」、「持続可能な制度にしていきたい」そのために見直し案が出されていることが話されました。
そこまでなら誰もが納得する話なのですが、見直し案が、制度を利用する障がい者の皆さんの負担で賄おうという内容が許せません。
会場からは、「障がい者は家にずっと居れと言うことか」「私たちも人間です。買い物したり、音楽を聴いたり、絵を見たりしたい。それも許されないのか」「障害者年金では憲法25条が保障する生活はできない。だから助成制度が出来たのでしょう。それを削減されたら生きていけなくなる。」 など切実な声が次々と出されました。
市長は「とにかく声を聞いて何か出来ないか考えなさい」と指示したとか・・・。
最初から削減の案にどのような意見を期待しているのでしょうか?
札幌市の冷たさを感じるとともに、ハンデを持ちながらがんばる皆さんに、心を打たれ励まされる思いでした。
弱い立場の目線で市政を考えてこそ、本当に住みよい優しい町といえるのではないでしょうか。私たち一人ひとりの問題として力を合わせましょう。
08年06月01日付「豊平区新聞」より