「いいこと言っても、採決の時は賛成したんです。ここにくると各党の姿がよくわかる。どの党が私たちの立場に立ってくれているかがわかりますね」。
市議会文教委員会を傍聴した方の憤りの声です。
札幌市議会文教委員会では、札幌を「子どもの笑顔が輝くまち」に保育予算の大幅増額を求める陳情が審査されました。
陳情は継続審議となりましたが、清田区に新しく地域子育て支援センターができる代わりに北区の公立乳児保育所を廃園にしていく条例案が共産党以外の議員の賛成で可決したのです。待機児童が570人、超過入所が解消されない中で「廃止はやめて」の父母や職員の切実な願いは届きませんでした。
民主も市民ネットも質問では現場の声を聞いてしっかり検討するようにといいことを言っておきながら、採決のときは「賛成」と起立するのです。
これでは、市民の声を聞くふりをして聞かないのと同じです。
市民の声まっすぐに届け最後まで一緒に頑張る議席の大切さを改めて感じた瞬間でした。
市議会の傍聴、おもしろいですよ。
08年12月14日付「豊平区新聞」より