「ちゃんと休みとってるかい?」といつも声をかけてくれた岩村よね子さん。
初めての宣伝カーでの訴えで、緊張している私に「だいじょうぶマイク持ったら、それなりにしゃべれるもんだよ」と緊張をほぐしてくれました。
そんな岩村さんの演説は「安心して受けられる医療を!」と迫力があり、医療現場で働いてきたものとしての責任、命を守ることに思いがこもっていました。
「あんた働けるんだから働きなさい」と保護課で帰された。「働いてもらわないと困ります」厳しい就労指導で身も心もボロボロです。「分割にするからこの金額は絶対に払って下さい」と保険料の減免の相談には耳をかしてもらえなかった。行政に相談に行って、命を守られるのではなく「命を削られる」思いをして苦しんでいる方がたくさんいます。
岩村さんも相談に乗りながら、どんなにくやしい思いをしたことでしょう。
私たちは、そのくやしい思いを引き継ぎ、本当に市民の命とくらしを守る行政に変えていくために、市民団体や地域の皆さん、行政のみなさんと手をつないでがんばります。
岩村さん、長い間ごくろうさまでした。ゆっくり休んで下さい。
そして、私たちのがんばり見守ってくださいね。
08年12月07日付「豊平区新聞」より