21日午後、札幌市豊平区の月寒公民館で豊平区革新懇話会の第16回総会が開かれました。
記念講演で「ソマリア『海賊』問題と自衛隊派兵・憲法九条」と題して講演を行いました。
石田弁護士は「海賊」を口実にした海賊新法について「自衛隊の海外派兵の恒久化」「自衛隊の武器使用制限の緩和」「武器先制使用の道を開く」「集団的自衛権行使への可能性」「自衛隊の権限の拡大」など「憲法9条のワクをふみやぶる」「違憲立法」「憲法上の問題が大きい」と批判、憲法を守る地域での運動、革新懇運動の前進を呼びかけました。
総会は憲法署名、核廃絶署名の推進、後期高齢者医療問題、生活保護の母子加算・老齢者加算廃止問題での「生存権裁判」の支援、豊平区での共同行動の強化、ニュースの発行、全国・道革新懇ニュースの普及など、7項目の「行動申し合わせ」にもとづき取り組みを強めることを確認しました。
6月20日、福住九条の会は札幌ハリストス正教会にて、講演会を行い、地域から38人参加しました。
SSPによる透き通った歌声で始まり、宮本治療院院長宮本邦雄代表世話人が開会挨拶。
ポーランド、ドイツを訪ね、ホロコーストの実態を調査してきた学生さんの「私が見たアウシュビッツ」報告では、「なぜユダヤ人が殺されたのか」「アウシュビッツに収容された人たちがどんな思いで生活していたのか」「子どもを殺された母親」「母親を殺された子ども」「強制的に流産させられた妊婦」などのお話に胸が締めつけられました。
講演は「平和の風景 戦争の風景 憲法9条この国のかたち」と題して小林公司東海大学教授が話されました。
小林先生は、軍事でなく平和外交、平和貢献がいかにすぐれているか、そして、「軍隊をもたない国のほうがはるかに国際貢献度高いこと」(例えばODA(政府開発援助)を見ると、GNP比で1位がスウェーデン1.03%、2位がノルウェー。日本は先進国22ヶ国中18位)など実例をあげながらのお話に改めて憲法9条のもつ意味・大事さがよくわかりました。
参加者からも「すばらしい講演だった」と大変好評でした。
6月19日午後、豊平区革新懇話会は地下鉄月寒中央駅前にて定例の宣伝署名行動を行いました。
行動には、地域や新婦人豊平支部、年金者組合、地域九条の会などから8人が参加しました。
ハンドマイクで、オバマ大統領のプラハでの演説に触れながら、「来年開かれるNPT核不拡散条約検討委員会に向け、唯一の被爆国である日本から、核廃絶の声を大きく広げましょう」と訴えました。
署名板を持ち「核兵器廃絶の署名にご協力ください」と訴えると地下鉄から上がって来た方や買い物の行き帰りのみなさんが足を止め署名をしてくれました。
しっかりと「何の署名ですか」と確認し「わかりました」と署名する方や、学校帰りの高校生も足を止め署名する姿が見られました。
87歳の女性は「89歳の夫と二人くらしです。息子たちに囲まれてしあわせです。戦争は絶対にいやですね」としみじみと話しながら核兵器廃絶の署名と憲法九条を守る署名に応じてくれました。
行動には、日本共産党の池田由美市議候補も参加し署名を呼びかけました。
共産党平岸北地域後援会は23日夕方、地下鉄平岸駅前にて夕方宣伝を行いました。
池田由美市議候補も参加し、「自民か民主かと朝から晩までテレビから聞こえると、どっちか選ばないといけないという思いになります。庶民の負担を増やす消費税をあげて予算に回す考えは自民も民主も違いはありません。税金の集め方、使い方を国民本位に。下げ過ぎた大企業や大金持ちの税金や、ムダな軍事費にメスをいれられるのは、企業献金を受け取らない共産党だけです。今度の選挙はお1人に2票あります。比例代表は日本共産党と書いて共産党の議席を大きくしてください。くらし雇用が守られるルールある社会をご一緒につくりましょう」と訴えました。
行動には地域から4人が参加しました。
6月20日午後、共産党豊平清田南地区委員会と後援会は中心街宣伝として、狸小路での宣伝を行いました。
豊平、清田、南区から11人が参加しノボリを持ちにぎやかに練り歩き宣伝しました。
志位委員長の国会質問のDVDと「ほっかい新報」6月号外を配りながら共産党への支持を訴えました。
20歳前後の青年が「あっ!志位さんだ」とDVDを受け取り「志位さん知ってるの?」と聞くと「知ってるよ。共産党めっちゃ党員増えてるんだって?」と対話となり「今度の選挙大事だから行ってね」というと「はい」と答えてくれました。その他、介護のことや医療のことで相談も受けたりと対話が広がった宣伝行動でした。
約50分の宣伝行動でしたが、DVD328枚、ビラ150枚を配布しました。
09年06月28日付「豊平区新聞」より