第52回北海道母親大会が12日、札幌市で開かれました。全道から1100人を超える参加者が会場を埋め、「生命を生み出す母親は生命を守ることを望みます」の原点に立ち、6分科会で「雇用・くらし、平和を守れの声を広げよう」と意気高く話し合いました。
旭山動物園園長の坂東元さんが特別企画で講演しました。オランウータンの出産から最期まで写真・映像を駆使、「全身全霊の愛をささげるのが子育て」と話すと、人間との共通点に「ホーッ」と会場に驚きが広がりました。
渡辺治一橋大学教授が記念講演。1955年に始まった母親運動が平和を第一に誰にも分かる言葉で語り、母親の一点で手を結んだ意義を挙げ、同時期に始まった原水爆禁止運動でも母親が重要な役割を果たしたと指摘しました。
「明るい未来のため、憲法9条を守るとともに25条を生かし、貧困と格差を広げた自民党政治そのものを変えることが必要です」と述べました。
子どもの貧困をめぐる分科会では、助言者の北海道大学教育学研究院助教の鳥山まどかさんが「外国の人に高校の授業料がかかると言うと驚いた」とのエピソードを紹介。支出の3分の1も占める日本の教育費の負担は限界であり、学ぶ権利を保障するために公的支出を増やすように提起しました。会場から「フィンランドでは授業料負担がありません。日本の常識が世界の常識かと問い直すときです」と発言がありました。
来賓出席した日本共産党の紙智子参院議員は、生活保護世帯の母子加算復活法案を取り上げ、「連帯のきずなを広げ、いまこそ大本の政治を変えよう」とあいさつしました。
札幌市南区の主婦は「講演で草の根の力の大きさ、みんなの力で政治を変えられるということが分かりました。小学校1年生と幼稚園の子のためにも命と憲法9条・25条を守り生かしていきたい」と語りました。
参加者は大会後、快晴のもとを道庁前までパレードしました。
7月13日午後、日本共産党豊平区女性後援会は地下鉄月寒中央駅にて、「今度こそ北海道から衆議院の議席を」と雨模様の中、ノボリとプラスターをずらりと並べ、そろいの黄色のジャンパーを着て、にぎやかに宣伝行動を行いました。
行動には11人が参加しました。
池田ゆみ市議予定候補がマイクで「ヨーロッパでは医療や教育は無料です。医療費が窓口で3割負担は日本ぐらいです。日本もヨーロッパ並みに雇用や医療・社会保障、教育など、私たち国民のいのちと権利が守られるルールが必要です。財界大企業いいなりの政治をやめて、予算の集め方使い方を国民本位に。その仕事をしっかりできるのは、財界から企業献金受け取らず、財界にしっかりモノを言うことができる共産党です。今度の選挙、政党名を書く比例代表選挙では「共産党と書いて共産党の議席を大きく伸ばして下さい。ご一緒にいのち権利が守られるルールある社会をつくりましょう。」と通行人や商店街、買い物途中の方に訴えました。
「選挙、決まったね。共産党がんばってね」とチラシを受け取る女性や、手を振って応援してくれる姿がありました。
共産党西岡北地域後援会は7月10日午後、「共産党を語るつどい」を開きました。
地域から5人が集まり、持ち寄ったあずき寒天やところてん、和菓子を食べながら、政治のこと、介護のこと、働き方についてなど楽しくおしゃべりし交流しました。
介護については参加者みんなの共通した問題で「70年、80年と人生を重ねて来た人たちをもっと大事にする、生きていてよかったと思える制度になってほしいね。私たちが共産党をもっと知らせてひろげないとね」と選挙がんばろうと話し合いました。
共産党の8中総ダイジェストビデオも見ました。つどいには、池田ゆみ市議予定候補が参加しました。
09年07月19日付「豊平区新聞」より