後遺症や死亡することもある細菌性髄膜炎に対するワクチンの公費助成をと新婦人道本部は7日、高橋はるみ知事に対し、9002人分の署名を提出、交渉しました。
道庁を訪れたのは、札幌を中心に乳幼児を連れた母親ら40人。道保健福祉部保健医療局の杉本勝俊健康安全室長と懇談、実現を求めました。泣き声も聞こえるにぎやかな交渉になりました。
工藤富美子会長は、子どもらが生きいきと育つ北海道実現のためにも、ワクチンを公費助成で定期接種化する重要性を訴えました。
細菌性髄膜炎の病原菌はヒブ、肺炎球菌の2つです。世界的にも接種が遅れていた日本では昨年12月、ヒブワクチンの接種が可能になりましたが、任意のため、4回で約3万円の負担となります。
乳幼児をおんぶや抱っこして参加した母親らが「想定外の高い負担で大変です。公費で助成してもらえると、どんなにたくさんの子どもが助かるかと思います」「子どもを元気よく育てたいのです。お金の心配がなく平等に受けられるように助成してください」とこもごも求めました。
杉本室長は「予防接種は大事なことです。昨年から国に定期接種化を要望し、国は定期接種化に向けて、検討するため、情報収集中と聞いています」と答えました。
要請には、日本共産党の花岡ユリ子道議が同席し、「子どもの命を守る医療で、お金がなくて接種が受けられないことがないよう議会でも力を尽くします」と表明しました。
生後9ヵ月の女児を抱いて参加した女性(39)は「小児科医に接種を勧められていますが、1回約7000円は正直痛いですね。公費助成が実現したときには、喜んで受けに行きます」と話しました。
豊平区革新懇と新婦人豊平支部は9月9日午後、地下鉄月寒中央駅前にて宣伝署名行動を行い、新婦人会員や地域から8人が集まりました。
ハンドマイクで「私たちの願いで新しい政治が始まります。今こそ憲法9条を守れの声を強めましょう。9条を政治に生かし世界から核兵器をなくしていきましょう」と帰宅途中の高校生や買い物帰りのみなさんに訴えました。
下校時の高校生が呼びかけに応え署名して「憲法9条は大切。戦争はいや」と話してくれました。
30分の行動で18人の署名が集められました。
9月6日、羊ヶ丘原水協は、地域のスーパー前で「核兵器のない世界を」の署名行動を行い、地域から4名が参加しました。
日本原水協の9月号ビラ、道原水協のビラを配りながら、ハンドマイクで「来年5月行われる核不拡散防止条約再検討会議で、2000年に約束した核兵器廃絶の 『明確な約束』を世界各国に迫るこの署名にご協力下さい」と呼びかけました。
オバマ大統領のプラハでの演説以来、アメリカがロシアと核兵器削減交渉を行ってきたこと、グローバル・ゼロ運動のように、かつて核のボタンに手をかけた人達の反核運動も広がっていること、「核密約」についても訴えました。
買い物帰りの方や親子が足を止めて署名してくれ、あとから「さっきは細かいお金がなかったので。これ募金です」と届けてくれる方もいました。
この日は、約40分で34人の署名が集まりました。
衆議院選挙のご苦労さん会が各地域後援会で開かれています。このほど平岸南、平岸北、豊平区後援会のご苦労さん会が開かれました。
豊平区後援会ご苦労さん会には宮内聡衆院候補が顔を見せ「みなさんに支えられ全力で闘ってきましたが、期待に応えられず悔しい気持ちでいっぱいです。これからは公約実現のために国民が主人公の政治に一歩でも二歩でも前進できるように、奮闘します」とあいさつしました。
池田博地区委員長から選挙結果について報告を聞き「北海道は残念だったけど9議席現状維持できてよかった」「これからどんな政治になっていくのか楽しみ」「この選挙で支持してくれた人をしっかりかためて来年、再来年の選挙までしっかり新しい支持を積み上げよう」「要求実現の活動を地域でしっかりと顔が見える後援会活動を」とたくさんの意見や感想がだされ、活発に交流しあいました。
どのご苦労さん会も今回の選挙を足がかりに来年の参院選、次の地方選での議席獲得を必ずと決意を固めあう会となりました。
09年09月13日付「豊平区新聞」より