24日から始まる札幌市第3回定例市議会を前に、日本共産党市議団(井上ひさ子団長)は14日、市内で市政懇談会を開催、各団体から30人を超える人たちが参加し、意見交換しました。
井上団長のあいさつ後、宮川潤幹事長は、10月1日に井上団長が代表質問に立つことを報告し、議会にのぞむ党市議団の姿勢を説明しました。
障害者交通費助成削減に反対する連絡会の後藤昌男さんは、市の助成制度の見直しについて、「修正案が出され、決着したかのように見られているけれど、まだ決まったわけではありません」と述べ、「障害が中度の人たちへの助成が抑えられるなど問題点が多くあります。あきらめないで引き続き改善を求めたい」と述べました。
来年2月に出産予定の訪問看護師は、「0歳から2歳児まで保育所の空きがなく、最初から無認可保育所を紹介されました。費用負担が大変で、出産しても育児休暇がとれません」と保育所不足への不安を語りました。
保育福祉労組の岡秀子さんは、深刻な待機児童問題を告発、「市は待機児童400人というが、潜在的にはもっといて1カ所だけ申し込んでいる子どもは外されている。産休明けの乳児が入れず、一時保育での対応も限界です。定員増もつめこみ入所。それで対応できるのでしょうか」といいます。
吉岡ひろ子清田区市議候補は、生活相談で寄せられた内容を報告、「生活が大変だという人でも、医療費が無料になれば、生保を受けなくても生活はできるといいます。総選挙での『75歳以上の医療費の無料化』という共産党の政策に期待が広がりました」と話しました。
懇談には坂本恭子、伊藤りち子、村上仁、の各市議、小形香織、田中啓介、太田秀子、池田ゆみの各市議候補が参加しました。
9月15日午後平岸北地域後援会は地下鉄平岸駅にて定例の宣伝行動を行いました。雨の中、地域から5人が参加し「高校授業料の無料化を求める署名と消費税増税反対の署名を訴えながら宣伝行動を行いました。
一緒に宣伝に参加した池田ゆみ市議予定候補がハンドマイクで「新しい国会が始まります。国民のための政治へ一歩でも二歩でも前進するように、共産党は建設的野党として全力をつくしてがんばります。経済的な理由で学ぶことをあきらめなければならない政治を安心して子供たちが学べる政治に変えてゆきましょう。みなさんの草の根の運動、一筆一筆の署名が政治を大きく前に進めます。どうかみなさんの思いを込めて署名にご協力下さい」と訴えました。
わざわざ自転車を降りて「がんばって下さい」と声をかけてくれる人や、「高校授業料を無料に」の訴えに関心をもってチラシを受け取っていく高校生など、新しい政治への期待が感じられました。平岸北後援会は隔週の火曜日の夕方5時半から宣伝を行っています。
09年09月20日付「豊平区新聞」より