9月24日午前、豊平区生活と健康を守る会(生駒正尚会長)は国保110番を行いました。
豊平区での国保料金での滞納で財産の差し押さえを行ったケースがあるのかどうか、新型インフルエンザが流行っている中、国保証を取り上げられている「資格証明書」の方たちに、苫小牧などですでに始められている短期証の発行などを札幌、豊平区でも考えてはどうかなどの意見が出され、区の国保課と懇談しました。
豊平区の担当者からは「財産の差し押さえが行われたケースはまだありません。差し押さえは、いきなりではなく、相談をした上の最終手段です」と説明があり、新型インフルエンザへの対策については「体調が悪い時は窓口に来てくれれば保険証を出します」と答弁。それに対し参加者から「新型インフルエンザの疑いがあるのに窓口までくるのは、さらにインフルエンザを広げることになる。安心して病院にかかれるように札幌市も短期証の発行をして欲しい。区民の命と健康を守るという視点に立って札幌市に豊平区から意見をあげていって欲しいと要望が出されました。
今回の国保110番には池田ゆみ豊平区市議予定候補も参加しました。
“人生いまが旬、生き生き元気に学び合おう”と9月26日、第13回北海道高齢者大会が札幌市で開かれました。
「北海道の高齢者は結束するとき」とし、民主党中心の政権下で後期高齢者医療制度をただちに廃止し、医療費無料復活を求めるアピールを採択しました。
全体会では300人を前に、伊藤たてお氏(難病支援ネット道代表)が「もう一度抱きしめて」と題して記念講演。若年性アルツハイマー病の妻を献身的に介護する伊藤氏は、初期に妻がいった「抱きしめて」の一言は、物忘れの兆候が出始めた妻の不安の表現だったのではないか、とふり返りました。
「介護者の健康・生活が確保されないと良い介護はできません。介護者の生活基盤を安定させるため、当事者が大いに声を上げ、改善をはかることです。人間の命がなによりも大事にされ、病気になった時に安心して暮らせる社会を築きましょう」と述べました。
講演に先立ち、美馬孝人実行委員長(北海学園大教授)が主催者あいさつ。「後期高齢者医療制度が廃止の方向に動いています。介護や社会保障などの要求を国や自治体にぶつける地道な運動をさらに大きくしましょう」と呼びかけました。
「2回目の参加です」という札幌市手稲区の65歳の男性は「自分の老後のことは考えていませんでしたが、講演を聞いて、病気になった時に日本の社会保障がまだまだ不十分だということが分かりました。軍事費など無駄をなくして社会保障の予算を確保することです」と語っていました。
憲法25条と生存権、子どもと教育、消費税と暮らしの分科会、そば打ち体験コーナーもあり、参加者の笑顔があふれました。
9月18日午後、豊平区革新懇話会は、地下鉄福住駅前で宣伝署名行動に取り組みました。
行動には、区内の団体、地域から8人が参加し、のぼりやプラスターを掲げ元気に行動しました。
ハンドマイクで「世界や日本を見ても、情勢は大きく変化しています。選挙後、非核をめざす運動が大きく広がりつつあります。新しい政権が、しっかり非核の方向に向かうように、私たちの声をどんどん国会へ届けましょう」と訴えました。
署名をしてくれた人達が「ご苦労さま。がんばって下さい」「政治が大きく変わりそうですね」などの声が寄せられました。
30分の行動で25人の署名が集められました。
09年10月04日付「豊平区新聞」より