10月26日に開会された第4回定例札幌市議会で、全議員提案の「札幌市環境負荷の低減等のための住宅リフォームの促進に関する条例」(案)が全会一致で可決されました。
日本共産党市議団は、2004年の第3回定例会に「札幌市住宅リフォーム資金助成条例案」を提出して以来、住宅リフォーム助成制度の実施を重ねて求めてきました。
このときは他会派の賛同が得られず否決されてきましたが、今定例会で、経済不況が深刻になるなか、他会派からも条例制定の機運が高まり、全会一致でようやく日の目をみることになりました。
今定例会で「住宅リフォーム促進条例」が可決され、大変うれしく感慨深いものがあります。
04年の提案では、他の会派の賛同が得られませんでしたが、市民や建築・リフォーム業者から、実現を願う声がたくさん寄せられました。党市議団は、この声を力に、最近だけでも08年以来、坂本恭子、村上仁両市議と私が、それぞれ代表質問で、住宅リフォーム助成制度の創設を求め続けてきました。
私たちの5年来の努力が生きたことを喜ぶとともに、今後、市長が予算化をはかるよう、市民や他会派とも力を合わせていきます。
積丹半島沖で戦闘訓練中の自衛隊F15機が10月25日、重さ約200キログラムものエンジン部品を落下させた事故は大きな波紋を広げています。同型機は世界中で重大な事故を繰り返しています。事故後も訓練を続けた航空自衛隊。生命・安全を脅かす相次ぐ事故に、道民の不安は高まっています。
地元自治体への説明によると、同日午後3時18分ころ、北海道北西の海上訓練空域(積丹半島沖)で第2航空団・千歳基地所属のF15J型機の左エンジン部分が異常を示したため「緊急状態」を宣言し、同基地に3時39分に緊急着陸。点検で左エンジンの一部(長さ約2.2メートル、直径1.2メートル)の脱落・紛失を確認したとしています。
この事故にかんして10月26日、道平和委、道原水協、道平和婦人会、道労連、道安保の5団体は、航空自衛隊・第2航空団(千歳市)に対し、「F15戦闘機部品落下事故の真相究明と訓練の中止を求める」と、緊急に申し入れました。
「重大事故を起こしたにもかかわらず、訓練を中止することなく継続している」と強く抗議。「過去も戦闘機による事故が幾度となく繰り返されており、事故原因を明らかにすることなく、訓練を予定通り継続するなど、断じて許すことはできない」と、厳しく批判しています。
西岡九条の会は11月29日、結成4周年の記念の集いを開催し地域から50人が参加しました。
結成4年目を締め括る集会は、新婦人会員の方々のコーラスで始まり、参加者も一緒に「憲法九条日本晴れ」をうたい気持ちを一つに児玉健次さんの講演に耳を傾けました。
児玉さんは「国民は8月の総選挙で自公政権に止めを刺すという歴史的体験をしました。しかし、これで変革が完結したのではなく、逆戻りを密かに求める2大政党論者や政治家がいます。政治を正し、歴史の流れを逆転させないために国民の協力共同が必要であり、その力が試される状況にあります」と指摘し、「差し迫っての具体的課題としては、①後期高齢者医療制度の廃止、②非正規労働者や新卒者の雇用、③米軍基地の撤廃、④食料品等の消費税無料化の実現などがあげられます。」と述べました。
講演後の質問にも懇切に答えていただき、参加者の感銘が深められました。
最後に、活動報告、会計報告、監査報告などが承認され、集いを終えました。
11月24日、南平岸後援会は駒岡保養センターで、交流と学習のつどいを開催し14人が参加しました。
前段はゆっくりお風呂に入ってリラックス、その後はお弁当を食べながら、自己紹介を兼ねながら交流し合いました。
後半はごみ問題について学習。
池田ゆみ豊平区党市政相談室長より町内会長さんを訪問して懇談した内容などの報告を受け、今後のごみ問題についての問題点などを出し合い深めあいました。
第4回定例市議会が11月26日から12月10日までの会期で開催されています。日本共産党の代表質問は厚別区選出の村上仁議員。
09年12月06日付「豊平区新聞」より