「保護課の就労指導と矛盾はないですか」の問いに「心も体も元気でなければ、仕事はできません。そこに不安があるなら、しっかり直してから仕事を探すことを勧めます。私たちは働く人の味方ですから、このことは保護課にもはっきり言っていますよ」とハローワークの方がおっしゃいました。
しかし、保護課の就労指導はとにかく働いて収入を得るようにと健康に不安があろうとも容赦ない部分もあります。
「軽作業ならできます」の医者の判断と、体調への不安の板ばさみで心さえ病んでいく方も少なくありません。
働くということをどのように考えていくべきか?
人間らしく働くことを保障する法制度が今こそもとめられています。
保護の申請がどんどん増えている中、就労指導を強める方向が出されています。機械的な指導ではなく、一人ひとりの願いに沿って丁寧な支援を心から望みます。
09年03月01日付「豊平区新聞」より