2月の法律、生活相談のビラを見て電話をくれたSさん。
「体調はどうですか?」の問いに「もう10年くらい病院に行ったことがありません」。
健康で病院にいかないなら、喜ばしいことですが、よく話を聞くと、少し歩くと息が苦しく、熱も続いているそうです。
「保険料払えなくて、保険証ないし、病院代払うお金もないから」
もっと早くに相談に乗れれば・・・。という思いと、保険料納入と命をひきかえさせる国の保険証取り上げに怒りがわいてきます。
札幌でも1万1296人の方に資格証明書が発行され、窓口で10割負担となります。具合が悪くても病院へはいけません。
「安心して医療にかかれない保険証取り上げはやめて!」の声が運動となって、資格証の発行も見直されつつあります。しかし、国の政治の、医療、社会保障削減の方向は何も変わっていません。
今度の選挙、なんとしても「命が守られる政治」に切り替えるためにがんばりましょう。
09年05月03日付「豊平区新聞」より