「病院さがしが一番大変でした」と家族を看取ったかたの言葉がよみがえってきます。
父が呼吸器をつけなくてはならなくなり、今後の受け入れ先の病院さがしが現実のこととして身に降りかかってきました。見つかったとしても、3ヶ月おきにその苦労を繰り返さなければならないのが今の医療制度です。
自分の問題となってあらためて、日本の医療制度のひどさを感じています。
「呼吸器をつけることで、少し楽にはなるけれど、受け入れ先が狭くなるのは、悩みですね」と主治医も心苦しい様子を隠せません。
けしてよくはならないけれど、最後を迎えるまでは、「安心して過ごしたい」「安心して送ってあげたい」患者と家族のささやかな願いではないでしょうか。
そんなささやかな願いも叶えられない政治は許せません。
医師も患者も家族も納得がいく医療制度は、みんなの願いです。
今度の選挙、命が守られ、大切にされる政治をつくるために、社会保障・医療削減の政治をただす議席を増やすために頑張りましょう。
09年06月07日付「豊平区新聞」より