「『○月○日までに自立します』と言う文書を書きました。だって書かないと保護受けられないと思ったから。こういう風に書いてといわれたんです」。 保護も決定せず、今後に見通しもない時に、どうしてそんな文章を書かせるのでしょうか?
保護を受ける方たちにとって温かい励ましになっているのでしょうか。本当に疑問です。
息子さんの自立に当たり「保護を打ち切って家を出たい」「自立させたい」の希望がうまく聞き入れてもらえないという相談の中からわかったことです。
一緒に住んで、親子で自立をといわれても、給与が12万ほど、4万程の母のパート給与と合わせても20万をきります。
保護を打ち切っても国保料、税金、医療費の支払いが待っており、貧困につながっていきます。保護を受けても、自立しても貧困から抜け出すことができないのが現状です。
自立という言葉をどう考えるのか?いまの制度は疑問ばかりです。
「憲法25条が活かされ、貧困を生まない政治でなくては」と切実に思います。
いよいよ選挙です。選挙でくらし・権利が守られる政治に前進するようにがんばりましょう。
09年07月19日付「豊平区新聞」より