低賃金、不安定雇用、高い学費など若者を取り巻く状況は一向に改善しません。若者同士ののつながりで、職場も、社会も変えていこうと、16日東京・明治公園で5200人の若者が集まり、青年大集会が開催されました。
集会では共産党の志位委員長が挨拶、反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児氏が「一緒にがんばろう」と激励しました。
翌17日、集会の実行委員会は厚生労働省を訪れ、労働者派遣法の抜本改正、全国一律千円以上の最低賃金、サービス残業などの違法・無法の根絶、失業給付期間の延長などを求めました。さらに文科省にも教育費の負担軽減などを要請しました。
東京・明治公園で16日に開かれた「全国青年大集会2010」に参加しました。
集会では、さまざまな労働組合や学生団体の青年が不当解雇やセクハラ、パワハラの実態を報告するとともに、学費の引き下げなどを訴えました。
不当解雇については、会社が黒字なのに、社長が赤字だとウソの報告をし、安い給料で働かされ、労働組合を立ち上げると、組合員を解雇し、社長は行方をくらました、との報告がありました。
楽しんで作ったケーキをみんなに食べてもらいたとケーキ屋でパティシエとして働いていた女性は、セクハラ、パワハラを受け、苦しんで作ったケーキしかできず、悲しい思いをしたと訴えました。
学生からは、学費が高すぎて払い切れない。バイトで学費を稼ぐ日々が続いている。なかには、バイトがなかなか決まらず、採用されても数ヶ月でやめさせられた人もいる、との訴えがありました。
集会の後、青年の切実な願いや不安定雇用などへの怒りをこめ、アピールウオークを行いました。
5200人の青年が集まり、少数では難しいことも大勢が知恵を出し合い、力をあわせれば、どんな困難でも乗り越えられるということを改めて実感することができました。この集会は回を重ねるごとに参加者が増えています。活力ある青年たちがこの集会を大きくしていくことを願っています。カンパにご協力くださった方々に厚くお礼を申し上げます。
5月15日、勤医協月寒医院で豊平区社保協の総会が開催され、25名の参加がありました。
記念講演では、勤医協札幌病院細川副院長が「キューバの医療について」と題して講演しました。
日本から2日かけてたどり着いたキューバは南国そのもの。北海道の1.5倍の面積に1,100万の人口。医療の設備・機器は、30年前に細川先生が入職した時の水準。しかし技術水準は、困難な中でも医療制度の充実、ワクチンの開発、予防医学など高い評価を受けています。医師の給料は高くないが、キューバ人にとってなりたい職業の一つになっているそうです。お話を聞いているうちに旧沢内村がやってきたことをいまだにやっているのだと思いました。
総会では、この一年間の各団体の活動が報告されました。札幌市のSOSネットには、相談活動への職安前でのビラ配布、炊き出し支援、相談員派遣などを行いました。生活相談を受け、体調不良とわかると無料低額診療での受診など各団体間の協力がスムーズに行われました。
長い間たたかってきた母子加算は、この間の政権交代で復活させることが出来大きな成果となりました。しかし、国民の期待を次々に裏切る姿勢が顕著になってきています。今後も各団体間の協力を密にして頑張ることを決意して総会を終了しました。
5月15日、月寒公民館で、豊平区清田区健康友の会がお花見の会を開催し、50人が参加しました。
開会の挨拶で勤医協月寒医院の伊藤院長は、普天間基地に関連して「今朝、朝日新聞に市民の反対意見広告が掲載されていた。今、全国民に意見を聞くと圧倒的にアメリカ軍基地NOが国民の意志だ」と思うと強く述べられました。
乾杯の音頭に立った池田ゆみ副会長は、「本当に困った時、無料低額診療などで弱い人の味方になる医院が心強い」と話され医院と友の会のますますの奮闘を期待し乾杯。
寒かった気候も回復の兆しが見えたこの日、早速おいしいビールにのどを潤し、おいしい料理に舌鼓しました。
お腹が膨れてきたところで、開演。
トップには、新婦人有志の皆さんによる合唱を2曲。高貴なる歌声にうっとりする参加者。思わず「アンコール!」の声にさらにもうひと歌♪♯♪♭♪。
恒例のフラダンスは、何度聞いても見ても身も心もゆったりする時間です。しぐさのひとつひとつに意味があり、スローな中に力強さがあって満足な時間でした。
10年05月23日付「豊平区新聞」より