原水爆禁止2010年世界大会・広島大会は「被爆者とともに、そして若いエネルギーを結集し、『核兵器のない世界』の実現に向けて前進しましょう」とする呼びかけを採択し8月6日閉幕しました。大会に豊平区から参加された池田さんに大会の様子を寄せていただきました。
4日から開催された原水爆禁止2010年世界大会―広島大会には、全国から8千人を超える参加者、北海道から164名、豊平区と南区からは6名(内小学生1人)が参加、広島は例年よりも猛暑が続く中、全員元気に任務を果たしてきました。
今年の大会の最大の特徴は、昨年のオバマ米大統領のプラハ演説、今年五月の(NPT)再検討会議を経て、今年の広島市の平和記念式典には潘基文・国連事務総長はじめルース米駐日大使、核大国のフランスとイギリスからも初参加するなど、「核兵器のない世界」をめざす流れが大きく前進するなかで開かれ、歴史に刻まれる世界大会になったことです。
もう一つの特徴は、核兵器廃絶にとって「核抑止力」論は最大の障害だということが浮き彫りになり、これを打ち破る重要性が語られた大会でした。
この点では菅首相が「核抑止力は必要」と述べ、「核兵器のない世界」を望む世論に逆行し、世界で唯一の被爆国の首相とは思えない発言に怒りを覚え、真に核兵器廃絶を掲げる政府を早く実現しなければと思いました。
大会参加者の6割が若い世代からの参加に、確かな日本の明日を実感し、私自身も頑張る決意をしました。
猛暑の広島で夏バテになりながらも、少しも痩せなかったことを嘆いております。
原水禁大会参加者
池田 博
8月5日午後、羊ヶ丘原水協では、東月寒のスーパー前で「核兵器のない世界を」の宣伝・署名行動を行いました。「今年春までに全国から寄せられた署名690万筆を5月2日ニューヨーク国連本部前にて、核不拡散条約再検討会議のカバクチュラン議長に手渡しました。国際会議でも核兵器をなくせという市民の運動が大きな流れとなっています。この流れをさらに進めるため署名をお願いします」と訴えました。
池田ゆみ豊平区市議予定候補をはじめ4名が参加し、30分あまりで31筆の署名が集まりました。広島原爆の日をひかえ、署名に応じてくださった方々の関心も高く、「やはり核兵器はなくさないと」と快く署名に応じてくれました。
8月7、8日、豊平区月寒の平和公園で第35回豊平区平和盆おどりが開催されました。7日は開始時に雨脚が強くなり、おどりは中止になりましたが、8日は天気に恵まれ、2日間で延べ2千名が参加しました。軽やかな太鼓の響きと流れる盆唄にあわせて子供、大人の盆踊りと、各後援会が用意した夜店を楽しみ、酷暑の夏の夜を賑やかに過ごしました。
第1日目は、開会時直前から心配していた雨脚が強くなり、地面が雨でぬかるみ状態になりやむなく盆踊りは中止となりました。しかし各後援会の夜店には、小ぶりになった午後7時半ごろから付近の方たちが買い求めに訪れるなど、約500人の親子連れ、家族連れが詰めかけて夏の一夜を楽しみました。
第2日目は雨模様の空ながらも心配していた降雨もなく、軽やかな太鼓と盆唄が流れる中、色とりどりのゆかた姿の親子連れ、家族連れの人たちが集い、1500人の子供、大人が平和公園をうずめました。
午後6時からは、すっかりおなじみとなった地元月寒の新芸能集団『乱拍子』の寄せ太鼓、虎の舞いの公演がありました。今年の『乱拍子』は若い団員が増えていて、演舞もバージョンアップされ、聴衆を魅了しました。また、上海万博公演が紹介されると、励ましの拍手とおひねりを届ける人たちが目立ち、住民に根付いた姿が印象的でした。
子供盆踊り終了後、盆踊りに参加していた紙智子参議院議員、畠山和也道党政策委員長が来賓として紹介され、憲法9条のもとでこのようなことができる平和な社会がつづくよう頑張りたいと挨拶をしました。また、池田ゆみ平和盆おどり副実行委員長(日本共産党札幌市議予定候補)は、「日本の未来を支える子どもたちがこんなにたくさん参加し、一緒に踊れたことにとても感激している。子どもたちが安心して暮らせる札幌市をめざして共にがんばりたい」と、子供たちや親たちの平和盆おどり参加に感謝し、大きな拍手を受けました。また、空を彩る20発の大花火がはじけるたびに「ワ〜!!」「すご〜い!!」「きれ〜い!!」と歓声と拍手が巻き起こり、暑さも吹き飛ぶ一夜となりました。大人の盆踊り終了後、多田崇子実行委員長は参加した区民と、裏方を支えた実行委員会の方々への感謝を述べ「来年もまた逢いましょう」と締めくくりました。
豊平区平和盆踊りは、平和を願う夏の伝統行事として毎年開催され、今年で35回を迎えました。最近は、『乱拍子』など新しい地域文化も加わり、夏の風物詩とともに、伝統文化の継承としての役割も果たしています。数年前まではどこでも行われていた盆踊りが少なくなっている中で、多くの地域住民からは今後も継続をと、期待されています。
7月下旬から、清田区の白旗山でヒグマの糞が発見されていましたが、5日には姿が目撃され、6日には西岡公園に隣接する森林総合研究所北海道支所敷地内で、ヒグマの糞が発見されました。白旗山から羊ヶ丘、西岡にかけては山が続いており、この一帯にヒグマが入り込んでいると見られます。
これにともない、市は西岡青少年キャンプ場及び白旗山を閉鎖し、西岡公園も夜間(17時から翌朝9時まで)は閉鎖としています。秋になってキノコ取りなど、山に入る機会が増えますが、注意が必要です。
札幌市議会議員選挙は来年4月初めです。残すところ7か月余り。池田ゆみさんのポスターは10月初めまでしか貼り出せません。
地区委員会にはまだポスターの余部があります。玄関先や塀など目立つ所に張り出してください。お知らせくださればお届けします。ポスターは大判と中判の2種類あります。
10年08月22日付「豊平区新聞」より