日本共産党豊平清田南地区委員会では、地区委員長を先頭に5名を宮城県の気仙沼市に派遣し救援・復興ボランティア活動にあたっています。被災地の模様、ボランティア活動の様子についてお知らせします。
貴重な救援募金と支援物資をお寄せいただき、ありがとうございました。
12日、支援物資を満載した自動車で第1次ボランティア5人が、夜7時苫小牧発のフェリーで出発。
仙台港が近付くにつれ漂流物が多くなり海は茶色に。フェリーから降りてまず目に飛び込んできたのは、津波によって破壊された工場の建物や電柱、自動車の残骸です。
私たちは少しでも大震災のつめ跡をつかもうと、海岸線を通ることにし、多賀城市、塩釜市、東松島市、石巻市、登米市を通って気仙沼市に向いました。
海に近い家屋は津波で破壊され、同じ海沿いでも高台では被害がほとんどない地域も。日本三景の一つ、松島では「松島が救った奇跡の旅館」の大きな看板。海に浮かぶ小島が防波堤の役割を果し、無傷で営業しています。
登米市の山道を通り、昼に気仙沼市の本吉地域に入ると、別世界と思うほど廃墟と化した街並みが。津波が川を一気に遡り、両岸の家屋を呑みこみ、がれきの街に一変させたのです。途中のどの町よりも被害が大きく、復旧が遅れていると実感しました。
午後1時ごろ党気仙沼市災害対策本部・救援センターに着くと、豊平・清田・南地区から送られた支援物資が届いており、地元の人からお礼が寄せられました。
すぐ作業服に着替え、吉岡弘子さんは支援物資の仕分け作業、他の4人はセンターの近くの側構の泥出し作業を行いました。
豊平区の日本共産党と後援会では、原発からの撤退を求める署名運動を進めています。署名を訴えると、どこでも放射能汚染の広がりを心配して署名に応じてくれるとともに、被災者そっちのけの政争批判が出されます。
「菅首相が良いとは思わないが、原発を推進してきた自民・公明の両党が反省もなしに、とにかく菅をやめさせろと、大震災や原発の被災者そっちのけで、政争に明け暮れている姿にはまったくあきれる」、「小泉元首相なんて、今何してるんでしょうね? 谷垣さんは何でもいいから政権に付きたいだけなのでは」、「こんなことでは、だれが首相になってもまともな震災対策、原発対策はできない」など批判の声が聞かれます。
また親戚が福島市に住んでいると言う人は、「福島市でも放射線量が増してきており心配だ。震災は天災でも原発事故は全くの人災だ」と怒っていました。
15日昼の時間帯に新婦人豊平支部と豊平革新懇和話会は、西岡の札幌大学前で、憲法擁護と核兵器廃絶をめざす宣伝署名行動を行いました。
この行動には16人が参加し、40筆の署名が集まりました。
「核兵器全面禁止の署名にご協力ください」の訴えに足を止め、熱心に署名の説明を聞く学生の姿が目立ち、次々と署名に応じてくれました。
年金支給日に当たる15日、年金者組合を中心に新婦人豊平支部や豊平区革新懇和会、豊平清田健康友の会などが共同で、恒例の年金制度改善を求める宣伝署名行動を行いました。
自転車を止めて署名してくれる方や「年金が下がった」と怒りの声をあげながら署名する姿や「頑張って」と励ましの声が寄せられました。30分の行動で年金署名29筆、消費税増税反対の署名12筆が寄せられました。
過日、東月寒で「北の健康野菜を食べてみる会」という催しが開かれました。
山菜やタマネギなどが健康に良いことを科学的に解説した本を出版された東海大学の西村先生をお招きして、ギョウジャニンニクの料理を食べてみるものでした。
ギョウジャニンニクは北海道の山菜として有名ですが、ストレス社会で増えている精神的な疲れやメタボ、女性の更年期障害などに効果のある成分が含まれているということでした。欠点は強烈な臭いですが、臭いを消したいときは冷凍しておいて冷凍のまますばやく調理すると良いということでした。こうした料理法で調理したギョウザやオニギリ(具にギョウジャニンニク使用)が出されましたが、においは全くなく、おいしい料理に仕上がっていました。また、ギョウジャニンニクの栽培についても、酸性土壌を好むので石灰はやらないこと、種でも増えるが、種ができたら採ってすぐ播種することが肝心とアドバイスがありました。
山菜や健康食品の関係者だけでなく、趣味のサークル仲間とか近所の人たちなど様々な方40名ほどが集まり、和気あいあいの集まりでした。
池田ゆみさんも参加し、主催者から「残念ながら4月の市議選では当選しなかったが、長年保育士をつとめ子供の食育に関心の高い方です」と紹介されました。
この時期、庭先の生け垣や棒杭にからまったつるに紫や白の大輪の花がたくさん咲いているのを見かけます。江戸時代の初めに中国から園芸用として入ってきたものです。 花びらに見えるのは実はガクで、花びらはありません。テッセンとよく似た花にカザグルマがあります。現在ではこれらを交配してつくった多くの園芸品種があり、総称として両種の学名である「クレマチス」の名で呼ばれていますが、北海道では一般的にテッセンと呼ばれています。
11年06月19日付「豊平区新聞」より