北海道経済を沈没させかねないＴＰＰ加盟、国会での論議はどうなっているのか。紙智子議員が質問に立った11月の参議院予算委員会の模様を見てみました。
紙智子参院議員紙議員は北海道農業への影響について、具体的数値をあげて質問、「北海道庁の試算ではＴＰＰ加盟で農業産出額が5563億円の減、関連産業で5215億円、地域経済は9859億円、合計で2兆637億円もの打撃を受ける。米は9割削減で1130億円の生産減、小麦は418億円の減で1万1千戸の農家が離農、酪農は2536億円の生産減で6千戸が離農に追い込まれる。だからこそ、北海道からはＴＰＰへの参加を拙速に判断してはならないという声があがっている」と追及しました。
ここれに対し、野田総理は「そういう声が北海道からあがったということは承知している」と言うものの、「アジア太平洋地域の成長力を取り込んで行くことのプラス、それと農業の再生と第一次産業への影響とのバランスを含め、総合的な観点から判断させていただく」と具体的な回答を拒否。 紙議員が「国際競争力に負けない農業というが、経営規模が百倍のアメリカ、１５００倍のオーストラリアとどう勝負するのか」と聞いても、農水大臣は「農林水産業の再生基本計画に基づいて取り組んでいく」と答えるのみ。紙議員は「具体的な中身が全然わからず、説明にもなっていない」と政府の態度をきびしく批判しました。
こ結局のところ政府はＴＰＰについて出されている数々の問題に答えることなく、ＴＰＰ先にありきで突っ走る構えです。医療など生活にも関連するＴＰＰ、反対の声を広げていきましょう。
11月29日、第4回定例札幌市議会が開会しました。
今回の市議会では一般会計補正予算、病院、地下鉄、水道などの事業会計補正予算、職員給与改定などが審議されます。
また、カーリング場の設置、児童心療センターの設置、子ども医療費助成の対象者の拡大等に関する条例改正、各種施設の指定管理者の指定なども審議されます。会期は12月14日までとなっています。
共産党の代表質問は12月７日午後に予定されています。
新日本婦人の会豊平支部では、11月9日に豊平区交渉を行いましたが、その際出された二つの質問に対しこのほど、区より回答が寄せられました。
豊平区内の耐震化未整備校は以下の12校であることがわかりました。
豊平小、月寒小、平岸小、中の島小、月寒東小、羊ヶ丘小、南月寒小、みどり小、福住小、西岡南小、東月寒中、西岡中。
このうち、豊平小については今年度で耐震化工事を完了する予定。月寒小と南月寒小は今年度で耐震化に向けた設計完了予定。市としては「札幌市耐震改修促進計画」で示された平成27年度までの目標を前倒しし、平成26年度までに改築校を除いて耐震化を完了させる予定で事業を推進していきたいとしています。
区内で新たに新設・増改築を予定している認可保育園については以下の回答がありました。
なお、市としては、平成23年度から平成26年までの4年間で認可保育所の定員を4000人増やすこととしており、今後も積極的に保育所整備を進めていくとしています。
北海道日本共産党後援会は、11月20日総会と学習集会を市内で開催し、全道から407人が参加しました。猪狩代表世話人の挨拶に続いて、衆院北海道比例候補に決まった畠山和也氏があいさつし、「03年以来失っている共産党の議席奪還のため、道民の願いを受け止め、力を尽くしたい」と述べました。
全国後援会の増村事務局長は宮城県議選をふりかえり「日本共産党と国民の新しい関係が生まれている、後援会活動を強め、選挙活動の日常化を」と呼びかけました。豊平区の福住後援会を含む10の後援会が活動報告を行い、「ＤＶＤで学習する集いをこまめに開催」「後援会ニュースを毎月届けているところは反応が違う」など、豊かな経験が紹介されました。
なお、今まで日本共産党北海道後援会としてきた名称を、北海道日本共産党後援会にあらためることとなりました。
地区委員会では６月から5次に渡り気仙沼に救援ボランティアを派遣してきました。現地の今の様子をお知らせします。
復旧・復興にはまだまだ多くの支援を必要としています。
海岸近くには
車の撤去もまだ
冬の室内を飾る代表的な鉢植です。原産地は地中海地方。明治時代に日本に伝わりました。高温多湿な日本での栽培は難しかったのですが、日本に合った品種の改良がすすめられ広く普及するようになりました。花は薄いピンクから赤、黄色、二色咲き、八重咲きと多様な品種があります。
和名はブタノマンジュウとカガリビバナの二つがあります。豚の饅頭は「ブタのパン」という英名からつけられました。球根をみるとうなずけますが、篝火花のほうが花の姿を良く現わしており品もあります。
シクラメンは学名で「円」を表しますが、日本語では「死」「苦」に通ずるとして、お見舞いに持って行くのはもっての外とされています。
11年12月04日付「豊平区新聞」より