12月7日午後、日本共産党の坂本きょう子市議は、党市議団を代表して第4回定例市議会の代表質問に立ち、TPP問題、市の「行財政改革プラン」、国民健康保険問題、公契約条例、災害対策などについて市の対応をただしました。
冒頭、坂本市議は、政府がTPP交渉参加に踏み切ったことについて上田市長の見解をただしました。市長は遺憾であると表明するとともに、「道内の自治体が一丸となって要請活動に取り組むことが重要」との認識を示しました。次に、坂本市議は「行財政改革プラン」の問題点について指摘しました。「行財政改革プラン」は、今後見込まれる税収の落ち込みを各種の住民サービスの切り下げなどで乗り切ろうとするもの。坂本市議は「他の政令指定都市に比べ札幌市民の所得が低い実態を示し、「国が負担増を押し付けている時に、保育料値上げなどを盛り込んださらなる負担増をすべきでない」としました。
これに対し市長は、決定ではないとしつつも、「受益者負担の観点から、一定の負担をお願いしたい」と述べました。坂本市議はこのプランを巡って出されたパブリックコメントでは99%(214人)が保育料値上げに反対しているとして、市民不在の「改革プラン」はゆるされないと指摘しました。
その他の質問については次号以降でお知らせします。
9日、日本共産党豊平区後援会の総会が後援会事務所で開催されました。
冒頭、田中会長は、「4月の選挙では池田ゆみさんを当選させることができなかったことは大変残念であるが、今、民主党に期待を寄せた多くのみなさんが、裏切られたと思っている。共産党への期待も高まっており、豊平区後援会をさらに発展させていきましょう」と挨拶しました。
日本共産党豊平・清田・南地区委員会の池川副委員長は、「自民か民主かという二大政党論は完全に破綻。震災対応、原発問題、TPP、普天間基地、いずれをとっても民主でも自民でも解決できません。JAや医師会など保守を含む無党派の人々と共産党のこれまでにない共同が広がっています。日本共産党は来るべき総選挙ではすべての小選挙区で候補を立て、650万の得票をめざしています。そのためには地域に結びついた各後援会の活動が不可欠です。みなさん方のご支援を」と訴えました。
総会では、「定期的に行っている地下鉄駅前宣伝を引き続き行って行きたい、近隣後援会からも応援を」、「従来は選挙の時だけしか出ていなかった後援会ニュースが定期的に出るようになって良くなった」など、後援会の活動をさらに進めていく意見が出されました。
経過報告、次年度の計画、予算などについて承認するとともに、当面2月5日に予定されている「春を呼ぶつどい」を成功させようということで終わりました。
日本共産党豊平区委員会は、野田首相のTPP参加表明は北海道の基盤産業である農業をつぶすばかりでなく、食の安全や医療にもかかわる大きな問題であるとして、取り組みを強めています。
先月25日には、区内のJA(農協)支所と八紘学園農業専門学校を訪問し、TPPについて訴えをおこないました。JAではTPPには反対で、署名にも組織として取り組んでいると、TPP反対運動に積極的でした。八紘学園では、教育機関であるので政治的な対応はできないとしましたが、共産党のTPPに対する提言については、「勉強させてもらいます」と受け取ってくれました。
12月6日午後には、平岸駅前で、TPP加盟反対、原発からの撤退を訴えて、宣伝署名行動に取り組みました。雪の降る寒い日でしたが、これらの問題について町ゆく人々の関心は高く、「雪の中でよくやっている」と励ましの言葉も受けました。
日本共産党は東日本大震災の発生後、救援募金と被災地への救援ボランティアの派遣に取り組んで来ました。これまでに皆様から寄せられた救援募金は9億3千万円に達しました。これらの募金は5回に渡って、83の自治体および農協、漁協、商工会など延べ161の団体に義援金としてお渡ししました。また、一部は放射能測定器150台、湯たんぽ1000個などとして現地に提供されました。
救援ボランティアとしては、これまでにのべ2万1千人が現地に派遣されました。ボランティア派遣のための募金、救援物資の提供についても多くの方々からご協力を頂きまことにありがとうございました。
救援ボランティアの派遣は3月まで一旦休止しますが、救援募金や物資は引き続き受け付けますのでよろしくお願いします。
木々の葉はすっかり落ちてしまいましたが、落ち葉の掃除に苦労された方も多いと思います。
9月に、東月寒の公園の木からの落ち葉で困っているとの相談に、池田ゆみ市政相談室長は市の担当者と現地を調査しました。公園には立派なハルニレの木があり多くの葉をつけていました。この木から木の葉が落ちてきて掃除が大変ということでした。
公園の樹木は人々の心を癒すもの、小さな木だけでなく大きな木も欲しいというのがみなさんの気持ちでしょう。落ち葉がじゃまだから大きな木は切ってしまえということにはなりません。
市の担当者と相談した結果、木の全体の形をそこなわないように少し枝を間引いて見ましょうということになりました。ハルニレの見所はこんもりとした樹形ですが、このほど、それを損なわないよう、うまく整枝がなされました。
11年12月18日付「豊平区新聞」より