日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

困窮する生活より財政優先

第1回定例市議会代表質問

14日から始まった第1回定例市議会は、21日午後、日本共産党を代表して伊藤りち子議員が代表質問に立ちました。伊藤議員は、白石区で起きた孤立死事件について市長の責任を追及するとともに、市民に負担を強いる保育料、市営住宅利用料の値上げをやめるよう迫りました。

感性の問題?

伊藤議員が代表質問白石区で起きた孤立死事件について、伊藤市議は「姉妹の姉は3回も区役所に相談に行っている。家賃は滞納し、国保にも入っておらず、生活の困窮は明らかだったのに、生活保護は受けさせずに返した。市長として保護を受けさせる責任があったのではないか」と追及しました。これに対し、渡部副市長は、「現行制度のはざまの中で起きた問題で難しかった。職権による保護に至るものではなかった」と答えました。市長は「慚愧に耐えない」としながらも、「職員がどれだけ憲法25条の感性を持って対応するか、感性の問題である」としました。感性の問題ではなく、生活に困窮した市民に目を配り孤立死させない体制が必要ではないでしょうか。

伊藤市議は、「生活保護は生活に困窮した人にとって最後の砦である。相談に行っても生活保護一般の説明だけで、申請の意思確認をしなかったのは問題であるとし、これを改善しなければ悲劇はなくせない」と生活保護行政の改善を強く迫りました。

低所得者の負担、さらに増す値上げ

伊藤市議は、保育料の10%値上げや減免世帯に対する市営住宅利用料の引き上げについて、「これらの値上げは困窮している低所得者の負担をさらに増やすもので、やめるべき。市長はこうした方々の生活がどれだけ大変かわかっていないのでは」と値上げの撤回を迫りました。

これに対し市長は、「市の財政が厳しい中で何でもできるわけではない」と値上げを正当化。保育料値上げについては、「様々な子育て政策をとっていくためにも値上げはやむを得ない」としました。

これに対し、伊藤市議は、「医療・介護等の保険料など負担が増す中で、市民の暮らしの防波堤となるのが市長の役割。市の財政について言えば、法人市民税の税率を元に戻すことや北電やNTTの電柱の道路占有料の引き上げなど歳入を見なおすことも必要」とし、市民に負担をしいる値上げをやめるよう求めました。

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消費税増税反対!全国一斉行動に呼応し

月寒中央駅前で宣伝署名

月寒中央駅前で宣伝署名 18日夕方、「消費税増税反対全国いっせい行動」に呼応し、共産党豊平区委員会と後援会は、月寒中央駅前で宣伝・署名行動を行いました。

夕方の寒さが一段と身にしみる時間帯にもかかわらず、16名が参加して元気よく「消費税増税をやめさせましょう」と訴えました。プラカード、のぼり旗を掲げ署名を訴えると共に、消費税増税反対のティッシュ、市民に負担を強いる札幌市の行財政改革プランについて書かれた市政だよりを配布しました。

月寒中央駅前で宣伝署名寒いなかでしたが、買い物帰りや、家族連れの方など多くの方が足を止め、署名に応じてくれました。


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札幌で
さようなら原発1000万人アクション

さようなら原発1000万人アクションin北海道 18日午後、かでる2・7ホールで「全国一斉・さようなら原発1000万人アクションin北海道」が開催されました。会場のホールは開始20分前には満員に、多くの人々がホールの外にあふれました。 

福島からの発言として、飯舘村の愛澤さん、伊達市から札幌に非難していきている宍戸さんが訴えました。愛澤さんは、昨年3月をふりかえり、「放射能汚染の情報を知らされないまま、原発から逃れてくる人々のための避難所の設営に奔走していた」と、当時の国の無策をきびしく告発しました。

集会後、参加者はデモ行進を行いました。デモ行進では一般の参加者が多いのが目立ちました。

日本共産党のはたやま和也衆院予定候補も、第3グループ(安保破棄実行委員会)のデモ行進の先頭に立ち、市民に「さようなら原発」を訴えました。

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真紅の党旗ひるがえる下

野呂栄太郎墓前祭開かれる

野呂栄太郎墓前祭19日午後、雪に覆われた平岸霊園で、22人が参加し、野呂栄太郎の墓前祭が行われました。

はじめに宮内聡・党道国民運動責任者が、当時党中央委員であった野呂がスパイの手引きで34年2月に逮捕され、拷問を受けて32才の若さで命を奪われた経過を説明しました。続いて、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟北海道本部の前田副会長、国民救援の守屋会長が挨拶。

「同志は仆れぬ」の曲が流れる中、参列者が墓前で手を合わせました。真下道議、はたやま和也衆院比例予定候補からメッセージも寄せられ、読み上げられました。

私は帰宅後、若い頃読んだ野呂の著作を取り出して拾い読みし、野呂夫婦の結婚生活が一年に満たず、野呂がわが子の顔を見ることもなく死へ追いやられた事を知りました。その一年前には小林多喜二が拷問死しており、治安維持法の下、共産党員に加えられた弾圧の残虐さに憤らずにいられませんでした。(F)

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スズカケノキ(プラタナス)

スズカケノキ 月寒中学の庭にスズカケノキの丸い実が寒風に揺れていました。西アジア原産の木で明治年間に日本に入ってきました。公園や学校の庭によく植えられています。街路樹としても用いられています。

葉は大きく、別名のプラタナスという名は「広い葉」を意味する学名に由来します。大きな葉が落ちてしまうと丸い実が目立つようになります。スズカケノキは「鈴懸の木」で実が垂れ下がってつく有様を山伏の装束になぞらえたものということです。各地に植えられているものはスズカケノキとアメリカ産のアメリカスズカケノキの雑種が多く、これもそのようです。

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12年02月26日付「豊平区新聞」より