マスコミは民主、自民の党首選挙の人気占いに明け暮れていますが、私たちの願いは「消費税増税を許すな、原発ゼロに」。この声を一気に広めようと、日本共産党豊平区委員会と後援会は15日午後、地下鉄福住駅前で大量宣伝を行いました。
当日は札幌ドームで日ハム戦があり、福住駅前は観戦に向かう人々でにぎわいました。宣伝には20名が参加、のぼり旗とプラカードを掲げるとともに、ビラを配布して、「消費税増税を許すな、原発ゼロ」を訴えました。用意した500枚ほどのビラは40分ほどでなくなりました。
宣伝に駆けつけた森つねと日本共産党3区国政対策委員長(衆院3区予定候補)は、野球観戦に向かう人々に以下のように訴えました。
皆さんの願いを国会に
訴える森つねと氏日ハム戦観戦に向かわれるみなさん、今日は首位奪還の大切な一戦です。国の政治では、公約破りの民主党政治をやめさせる。消費税増税、原発再稼働を許す政治をキッパリとやめさせる。そういう大切な総選挙が迫ってきています。
私は、しんぶん赤旗の記者として、道内のたくさんの方々から話を聞いてきました。
生活に行き詰まり自殺を考えたというタクシー運転手の方、「TPPは農業経営をだめにしてしまう」と訴えられた十勝の農家の方、道庁前で「原発なくせ」と訴えるお母さん方や若者たち、「消費税が増税されたら商売がやっていけない」と訴えられた中小業者の方々、私はこうした皆さんの願いを直接国会に届け、実現するために頑張ります。
消費税増税法案は民主、自民、公明の談合により通りましたが、実施までにはまだ1年半あります。この間に衆参の選挙が必ずあります。この選挙で日本共産党の議席を大きく伸ばし、増税をストップさせましょう。
増税するなら富裕層に
でも、社会保障のためには消費税増税も必要とお考えの方もおられると思います。しかし、消費税増税は社会保障のためではありません。民主、自民、公明は消費税増税で財源の目途がついたと、さっそく10年で200兆円にものぼる大型開発をもくろんでいます。
日本共産党は消費税に頼らなくとも社会保障の充実、財政再建はできるという具体的な道筋を示しています。日本では大企業、資産家ほど税率が低くなっています。こうした富裕層には手をつけず、取りやすい庶民から消費税で取ることは許されません。増税するなら富裕層から。消費税にたよらなくとも財源はあります。
TPP、オスプレイ
アメリカの言うままでなく、国民の声が届く政治に
危険な原発の再稼働は許されません。原発のない北海道を実現しましょう。北海道の農業、経済を壊してしまうTPPも許せません。危険なオスプレイの配備。沖縄県民をはじめ国民の圧倒的多数が反対しているのに、これには耳をかさないでアメリカのいうまま、こんな政治はキッパリやめさせましょう。
豊平区の新婦人と革新懇は14日午後、平岸高校前で、「核兵器全面禁止アピール」署名、「原発のない北海道を」道民署名などの署名と平和の宣伝行動を行いました。
残暑の中、8名が参加、延べ58筆の署名が集まりました。
9月14日で北電の計画停電期間が終わりました。9月に入っても残暑がつづきましたが、心配された停電は一度も実施されませんでした。この背景には企業や官庁などが節電に努めたということもありますが、毎日放送された電気予報をみるかぎり、切迫した状況はありませんでした。関西電力管内でも大飯原発の再稼働がなくても電力が足りたことが明らかになっています。
「命にかかわる」と再稼働に固執した野田総理でしたが、原発を必要とする根拠は崩れました。こうした事態を受けてか、政府は「2030年代に原発稼働ゼロを可能にするように」とのエネルギー・環境戦略を決定しました。しかし建設中の大間原発は中止ではなく、建設継続と矛盾した対応です。本当に原発ゼロをめざすなら、新たな原発の建設中止はもちろん、既存原発も再稼働をゆるさず、廃炉に向けた対応をただちにとるべきです。
9月19日、森つねと3区国政対策委員長(衆院3区予定候補)と、はたやま和也道政策委員長(衆院比例北海道ブロック予定候補)は、豊平区内7ヵ所で街頭演説を行いました。
はたやま氏は、尖閣、竹島問題にふれ、「中国における暴力行為は決して許されない。領土問題については、我が国固有の領土であることを相手国や国際社会に筋を通して訴えていく外交が必要。アジア諸国に対する侵略戦争へのきちんとした反省もなく、TPPやオスプレイ配備ではアメリカいいなりという自主性のない外交では解決しない。旧ソ連や中国にもはっきりと物を言ってきた自主独立の党、日本共産党の躍進で領土問題の解決を」と訴えました。
今年は、残暑がことのほか長く続いています。茂った街路樹の枝さえ暑苦しく見えます。落ち葉の季節を前に、街路樹の剪定があちこちで行われていますが、剪定に当たる作業員の方々も暑い中大変です。
月寒のシラカバ並木も剪定されすっきりとしました。剪定は隔年で、昨年は落ち葉に悩まされましたが、今年は楽になりそうです。
札幌ドームで今年二回目の花火大会が16日夜、開催されました。昨年は8月中旬の一回のみでしたが、好評で、今年は2回の開催に。
日ハム戦の終わったあと、3000発余りを打ち上げ。残暑の中、真夏の花火と変わらない雰囲気でした。
前日は森つねとさんの応援演説もあってか、日ハムは首位に返り咲きましたが、この日は残念ながら日ハム勝利の祝砲とはなりませんでした。
地区委員会前の望月寒川の土手にニラの花が咲いていました。こんな所にニラがあるとは気が付きませんでしたが、花が咲いてわかりました。昔だれかが植えたのでしょう。
茎の先端にいくつもの白い花が半球状にかたまって咲き、清楚ななかにも華やかさを感じさせます。独特の臭いを持つニラがこんな花を咲かせるとはなかなか想像がつきません。
12年09月23日付「豊平区新聞」より