今度の参議院選挙から、インターネットを活用した選挙運動が解禁になる見通しです。
今、若い人たちは、新聞を読まなくなってきています。しかし、いろいろな情報は、インターネットのホームページやSNSで入手しています。特にスマートフォン(多機能携帯電話)の普及で、どこでもいつでも簡単にインターネットにアクセスできるようになり、この傾向はますます強くなってきています。
現在SNSを使っている人は5060万人、実に国民の2人に1人となっています。また、他人の情報を見るだけでなく自分から発信している人は3290万人になっています。有権者との結びつきを広げる手段として、特に若い人たちとのつながりを広げるにはSNSが不可欠となっています。
代表的なSNSとしては、フェイスブック、ツイッターがあります。どちらも登録は無料で、登録して自分の情報を発信することができます。また、自分が関心を持つ発信者とつながり、友達関係を築いていくことができます。この友達関係の間では、自分の書き込みは瞬時に相手に伝わり、別の人の書き込みも同じように自分に伝わります。
インターネットにつながる環境にあれば、だれでもSNSに参加できます。登録にはフェイスブックでは実名を用いることが義務づけられています。ツイッターでは表示名は自由に設定できますが、書き込める(ツイートする)字数は140字に制限されています。いずれも写真や動画にリンクすることができます。
SNSを通じて原発反対や保育所を増やしてほしいという仲間がつながり、運動を広げています。反原発のデモも、SNSを通じて知ったという人が多く参加しています。さいたま市では、認可保育園に子供を入所させることができなかった母親がツイッターで、市への集団異議申し立てを呼びかけました。ツイッターでの呼びかけに見ず知らずの母親からも連絡があり、最終的には100人にまで広がりました。
3月16日には、党宣伝局次長の田村一志氏が札幌でSNSの活用について講演を行いました。田村氏は、「SNSは基本的には人間関係なので、苦手な人もいるがやってみたいと思う人はぜひ始めてほしい。日常の活動では出会うことのない無党派の人々とも結びつける場です」と強調しました。また、発信する内容については、一般的なことよりも、その人が体験したことを発信することが一番読まれ、広がるとしました。
注意点については、肖像権や著作権に注意すること、プライバシーに配慮することが必要としました。
また、「選挙でインターネットが解禁されれば、共産党に対する誹謗中傷や支持者になりすまして悪態をつくなどの妨害が予想されるのでは」との質問に、「SNSに多くの支持者の方々が参加していればそうした誹謗中傷もすぐにキャッチでき反論できる」としました。
もう選挙でSNSは避けて通れないものとなっています。
なお、SNSについては、「しんぶん赤旗」日刊紙で、4月6日から毎週土曜日に田村氏による「はじめてのSNS」として連載が始まりました。
長く雪の多かった冬も終わり、ようやく春の訪れを感ずることができるようになりました。
春一番に花を咲かせるのが柳ですが、柳にもいくつかの種類があります。柳というと普通は、細長い葉を連想しますが、バッコヤナギの葉は楕円形で柳のようには見えません。しかし、花をみれば、柳であることが一目瞭然です。
ジョブカフェ(北海道若年者就職支援センター)など、北海道の青年向け雇用支援事業の予算が、この2年で3割も削減されていることが判明しました。2011年度には総額約7億7千万円であったものが、13年度には5億2千万円と2億5千万円も減っています。
新規事業を起こした法人が青年を正規採用する場合に助成する「地域若年者雇用奨励事業」では2年間で福祉や食品加工などの分野で244人が正規雇用されましたが、13年度の本事業費は2分の1に減額です。また、道が新卒未就職者を臨時職員として任用し、業務と研修で技能を向上させ、早期の就職を目指す「新規高卒等未就職者対策事業」では、2年間で173人が就職していますが、この事業費は4分の1に削られました。
日本共産党の真下道議は、定例道議会で、この二つの事業が一定の成果を上げていると評価しました。その上で、北海道の若者の失業率が依然として高い中で、こうした若者の就職を支援する予算を削減するべきでないと主張し、若者の雇用対策の拡充を求めました。
雨も降ってこの1週間で雪解けが進みました。道路の雪山もほとんど姿を消しましたが、先週までは、晴天でも、雪解け水を車が跳ね上げ走っていました。
特に、排水溝が道路中央の分離帯に設けられている道路では、道路脇の雪山から解けた水が道路に流れ出し、連日雨の日の様な路面となっていました。歩道を歩く歩行者も水しぶきを気にしながら歩かなければなりませんでした。
雪のなくなったこれからは、冬の間滑り止のために路面に播かれた砂の砂ぼこりに悩まされます。
13年04月14日付「豊平区新聞」より