北電は去る7月8日、泊原発の再稼働を申請しました。現在、原子力規制委員会による適合性審査が行われていますが、北電は、1,2号機は後回しにしても、3号機はなんとしても再稼働させたいとの構えです。
一方、福島原発では、8月20日に貯蔵タンクから300トンもの高濃度汚染水が漏れていたことが発覚しました。流入する地下水で汚染水は増え続けるばかり。福島原発事故は「収束」どころか泥沼の状態となっています。
北海道の大地を放射能で汚染させるわけにはいきません。「北海道に原発はいらない、泊は廃炉に」が圧倒的な道民の声です。この声を高橋知事に届けようと、今、全道で、「原発のない北海道の実現を求める全道100万人署名」が取り組まれています。脚本家の倉本聰さんや作家の雨宮処凛さん等が呼びかけ人となっています。
北海道の人口は545万人、100万人の署名となれば、5人に1人の署名となります。日本共産党豊平清田南地区委員会は、他の様々な団体とともに、10月末までに、この目標をやりあげようと取り組んでいます。署名をお願いにあがった場合はよろしくお願いします。また、街頭での署名行動も行いますので、協力お願いします。
署名用紙は地区委員会にあります。連絡いただければお届けいたします。友人、知人や近所で集めて頂ければ幸いです。
昨年7月6日に始まった道庁前での反原発抗議行動、毎週金曜日の夕方6時から、雨の日も雪の日も続けられ、8月23日で60回となりました。行動は東京の首相官邸前抗議行動と同様、ボランティアのネットワークである北海道反原発連合で行っています。従って、様々な方が、各自思い思いに参加しています。マイクを握る人も様々に自分の思いを訴えていました。
午後6時過ぎとはいえ、道庁や道議会の窓は開いています。退勤の道庁職員も多く通るなか、道庁に向けて、マイクからは、「福島ではまだ15万人もの人々が避難生活です。泊で事故が起こったらどうなるか、多くの住民が避難する姿を想像できますか。避難をよぎなくされる方々の暮らしに知事は責任を持てますか。人類は放射能をコントロールできません。原発は廃炉しかありません。知事は、北海道が先頭に立って原発をなくすよう働きかけを、道議会のみなさんは『原発いらない』を議会で決議してください」と訴えました。
北区の屯田から来たという女性の方は、「この3月に初めて1人で参加しました。1人でも参加し続けるつもりで友達を誘い、4月には3人、5月には5人参加しました。こういう行動があったから私たちの声を伝えることができました。月に1回来られないかもしれないが、みんなを誘い合って参加し、家族の思いも伝えて行きたいです。あきらめないで、原発をなくすために頑張りましょう。おばさんだけでなく、今度はおじさんも連れてきたいです」と率直な思いを語りました。
この日の行動には、日本共産党の紙智子参議院議員、森つねと道国政相談室長、畠山和也道政策委員長も参加しました。
紙議員はマイクから以下のように訴えました。
私は先日も福島の現地に行って来ました。福島の漁業者は2年5カ月の間、操業ができないで来ました。海の汚染状況を計測しながら試験操業を始めた矢先に300トンの汚染水漏れです。
一体、東電や政府は非常事態という認識を持っているのか。「収束」宣言は民主党の時に出されましたが、収束とは放射性物質が管理されている状態を言います。現在これは崩れ去っています。
「収束」宣言は撤回し、国自身の責任で抜本的対策をとるべきです。福島の漁業者、特に若い人たちはいつになったら漁業が再開できるかと辛い思いをしています。この思いをあきらめないで解決したい。この思いに応えるためにも、知事は泊再稼働反対の声を上げるべきです。
訴えの後、紙議員は参加者とともに、「原発なくせ、再稼働反対、子供を守れ、未来を守れ」などとコールを行いました。
来年4月からの消費税引き上げについて、安倍内閣は有識者60名から意見聴取をはじめました。先の参院選では、安倍首相は増税を意識的に争点からはずしてきましたが、ここに来て増税の地ならしです。
庶民のくらしは一向に良くなっていないのに、消費税増税ではくらしも、景気も大変になると、豊平区の新婦人と革新懇は8月22日午後、美園生協前で宣伝署名を行いました。
この行動には8名が参加、署名は原発署名と合わせて24筆が集まりました。
日本共産党札幌市議団では、市民のみなさんのご意見・ご要望をお聞きし、市政に生かすためアンケートを実施しています。アンケート用紙の付いた「さっぽろ市政だより8・9月号」を返信用の封筒とともに各戸に配布しています。アンケート用紙を切り取り、記入の上、封筒に入れて返送してください。
最近は、チラシ等の配布を一律に禁止するマンションもあり、お手元にアンケートが届かない場合もあります。9月中頃になっても届かない場合は地区委員会に連絡ください。お届けします。
今、道路脇のブロックの間などからハリガネのような草が伸びているのを見かけます。葉は灰緑色で、長いヘラ状の形をしていたり切れ込んでいたり様々。葉や茎を切ると白い乳液が出てきます。
ヨーロッパ原産で全世界に広がっているトゲチシャです。日本では1940年代以降に、北日本から広まりました。
その名のとおり、茎の下部や葉の裏などにトゲが生えていますが、その程度は個体によってかなり違いがあるようです。花はタンポポの花を小さくしたような黄色い花が咲きますが、日中にはほとんどしぼんでしまっていて余り目に付きません。枝先に綿毛の付いた種を丸く付けているのが目立ちます。レタスの仲間ですが野菜ではありません。
13年09月01日付「豊平区新聞」より