1人暮らしのKさんは、腰が悪く歩くことが大変。お風呂にいけず、体を拭いて過ごしていました。73才のKさんは、介護保険の申請がわからず、ひたすら「人に迷惑をかけたくないから」と暮らしていたのです。
「保護課のケースワーカーはこの状況をどう見ていたのだろうか」「保険料はしっかり取られているのに申請のことを知らないと受けられない制度」。遅れている日本の社会保障制度に改めて怒りを感じます。
「大変です」「こうして欲しい」と言う思いを「保護を打ち切られるのでは」という不安から飲み込んであきらめて暮らしている方が大勢いるのではないでしょうか。
「人間らしい願い」が「わがまま」といわれかねない日本の社会。
黙っていたらますます弱いものいじめが進んでいきます。
生活保護引き下げへの審査請求の運動に参加した皆さんと集会で自らマイクを持ち訴えた7人のみなさんの勇気に心から連帯の拍手を送ります。共に頑張りましょう。
13年09月22日付「豊平区新聞」より