日本共産党の豊平区委員会は、「原発のない北海道の実現を求める100万人署名」を区内で1万筆集めようと、署名に取り組んでいます。
19日、池田ゆみ市政相談室長をはじめとする7人のメンバーで、月寒北地域の家庭を訪問し、署名を訴えました。
2時間余りの行動で、72軒を訪問し40筆近い署名をいただきました。
訪れた商店では、「景気は回復しているというが、中小の小売店では、来月どうなるかわからないせっぱ詰まった状況にある。この上4月から消費税が上がったら商売が続けていけなくなる」と安倍政権の進める政治への不安が出されました。また、2月2日の「新春のつどい」の案内も行い、「参加するよ」との返事をもらった所もありました。真冬日の寒い日でしたが、歩けば署名も集まると実感した日でした。
「100万人署名」は、北海道から原発をなくすことを一致点に、幅広い団体で取り組んでいるもので、3月11日に高橋はるみ知事に提出することとなっています。
18日午後には市内で、金子勝慶応大学教授を招いて、全道100万人書名「がんばろう!集会」が開催されました。
金子教授は「原発は安いというウソ」を徹底的に暴き、「さようなら原発100万人アクション北海道」の呼びかけ人である小野有五北大名誉教授、麻田信二道生協連会長理事、西尾正道道がんセンター名誉院長の3氏が「原発ゼロ」を訴えました。
署名は現在61万筆を超えたところで、まだまだ100万筆にはとどいていません。今後の踏ん張りが求められています。署名は2月末日までが期限となっています。
日本共産党豊平区委員会は「今後も署名行動を続けますが、『しんぶん赤旗』読者のみなさんに署名を集めてくださるようお願いいたします。署名用紙は地区委員会に連絡くださればお届けします」と訴えています。
寒い日が続いていますが、毎週金曜日夕方の道庁前宣伝は続けられています。新年初めの宣伝では、党道国政相談室長の森つねと氏は「安倍政権は誕生したときから、原発再稼働が一貫した方針です。しかしこの動きに歯止めをかけてきたのは、まぎれもなく私たち国民の世論と運動の成果です。ごく一部の者の利益のために、国民、そして子どもたちの命を危険にさらす、原発推進勢力。それに対して、金も権力も持たない国民が力をあわせて抵抗し、原発にかわる新しいエネルギーを探求する――この運動自体が、日本に民主主義を根付かせ、国の形を変える歴史的なたたかいだと思います」と訴えました。
寒さが厳しいおりから、参加者はこの頃100名程度となっていますが、知事への100万人署名提出をひかえ、道庁前の行動にも参加し、「原発なくせ」の声を道庁にひびかせましょう。
1月も末となり、寒さは続いていますが、幹線道路では拡幅除雪や排雪が進んでいます。
拡幅除雪では、雪山がきれいに削られ、ケーキのような断面が現れています。中にはバウムクーヘンのような縞模様になった所もあります。
寒さが厳しいうちは雪も白く、おいしそうなケーキに見えますが、気温が上がってくるにつれ、雪解け水が泥水となってかかり、チョコレートケーキになってきます。そうなれば春も間近です。
前号に引き続き、予算に対する要望について、子育て・教育関係の主なものをお知らせします。
札幌市では、所得が低い人のために出産費用を助成しています。この制度の利用者はこの13年余りで倍増していますが、適用を受けられ病院は勤医協など3か所に限られています。また、一般的な出産では41万5千円ほどかかりますが、助成額は38万3千円たらずで、不足分は病院の負担となっています。不足分を増額することを求めると共に、それができなければ市立病院でこの制度を実施することを求めています。
発達医療センター(北7条西26丁目)は発達の遅れや障害の疑いのある子供の診断、リハビリ等の支援を行ってきましたが、15年4月に豊平区に開設する複合施設に移転することとなっています。これにより、西区や手稲区の利用者からは、「遠くて通えない」と不安の声が上がっていました。これについて市は、1月になり、現在の訓練施設も補完施設として残すとしました。
14年01月26日付「豊平区新聞」より