豊平区で日本共産党の市議会議員の議席を獲得するには、多くの方々に党の政策や理念を知って頂くことが必要です。
日本共産党豊平区委員会と池田ゆみ豊平区市政相談室長、福住の日本共産党後援会は4月24日朝、地下鉄東西線・福住駅前で通勤、通学途上の人々に政策を訴えました。
池田ゆみ市政相談室長(市議予定候補)は、働き方の問題を中心に、以下のように訴えました。
今、安倍政権は労働者派遣法を大幅に改悪しようとしています。3年と期限が限られていた派遣の期限を撤廃、働く部署を変えれば何年でも派遣で使えるようにしようとしています。これでは、いつまでたっても正社員になれないばかりか、正規社員をどんどん派遣に置き換えていくことにもなります。
「働くならば正社員が当たり前、最低賃金は時給1000円以上、だれもが安心して働ける、家族も安心して養っていける」そういうルールをつくることこそ政治の役割ではないでしょうか。
日本共産党はブラック企業規制法案を提出し、実態調査を行ってきました。これにより、厚生労働省もブラック企業に対し是正勧告を行いました。ブラックな働き方をやめさせるとともに、今、労働者にかけられている攻撃に「ノー」と言う声をあげていこうではありませんか。安心して働けるルールを一緒につくっていこうではありませんか。
他人事でない韓国の客船沈没事故
多くの高校生が犠牲になった韓国の客船沈没事故。船長を始め乗組員が先に逃げてしまったことが問題とされていますが、日本ではあり得ない事故でしょうか? 実はこの船長らは派遣で雇われていたことが明らかになりました。荷物の過積載に加え、安い賃金で雇われた乗組員、命よりもうけを優先する企業のあり方が事故を招きました。
もうけ優先の企業の働かせ方では、日本でもこうした事故が起きてもおかしくありません。福島原発事故も、もうけ優先で命をないがしろにした結果です。もうけのために労働条件を悪くし、賃金を下げていくのではなく、命を優先に考えていく政治こそ必要です。
日本共産党は企業献金を受け取らない政党だからこそ、企業を告発できるのです。国政の場で、堂々と政治が責任を果たすべきと追及できるのです。
政治変えていくのは、一人一人の力です。みなさん、しっかりと声をあげ、働く人々の命、くらしをまもる政治をつくっていこうではありませんか。
オバマ大統領が来日し、TPP交渉が大詰めを迎えた4月24日、札幌中心街で、TPP交渉からの即時撤退を求める緊急宣伝が行われました。北海道食農連絡会と国民大運動北海道実行委員会、北海道春闘共闘が行ったもので、道労連を始め農民連など各構成団体から50名を超える人たちが参加して、昼休みのサラリーマン、買い物客、観光客らに交渉からの撤退を求めるビラの入ったポケットティシュを配布しました。
道労連の黒沢議長、道農民連の野呂書記長、日本共産党の森つねと国政相談室長らが、「農業はもとより、国民の生活に重大な影響を及ぼすTPP、北海道でも農業だけでなく、道内経済もこわしてしまうTPPは即時撤退しかない」、「道民の命とくらしを守るため、交渉からの即時撤退を求め、TPP反対の声をあげましょう」と訴えました。
高齢化にともない、市内でも空き家がめだってきました。老朽化したアパートで荒れたままに放置されているものもの見かけます。老朽化した廃屋が一軒でもあると、雑草の繁茂、ごみの不法投棄、動物のすみかになり、地域の問題ともなります。古くなってくると倒壊の危険もあり、防犯上も問題となります。雪の多い札幌では、積雪による倒壊や、落雪事故の危険もあります。
日本共産党市議団は、空き屋対策に取り組んできました。全国的にも空き家対策が問題とされています。更地にした場合の固定資産税の問題などがあり、新たな法律の動きを見つつ、市としても適切な条例化を検討すべきです。
日本共産党市議団の指摘により、市としても、空き家対策に取り組むこととなりました。
4月も終わりになって、一気に初夏の陽気となり、桜の開花も早まりました。今年の花見はどこに行きますか。
豊平区内では、森林総研の桜がみごとなようです。森林総研北海道支所編の「北海道 森を知る」によれば、森林総研が豊平(現在の豊平公園)から羊ヶ丘に移った1974年に栽植されたもので、正門から庁舎にかけて100本ほど植えられています。豊平庁舎の前庭にあった1本の濃紅のエゾヤマザクラから種を取り育てたものですが、実生のため花の色は白から濃紅まで様々あるということです。
樹齢40年程度で、木としてはいちばん勢いの良い時期に当たり、花もたくさんついて見事です。満開の時期にはガードマンが出て駐車の整理をしていますが、駐車スペースが限られており、バス(福住3の9、もしくは西岡3の9から徒歩10分程度)で行った方がよいかもしれません。ジンギスカンなどはできません。所内には桜だけでなく樹木の見本園もありますので、いろいろ楽しめます。
サクラに先駆け、キタコブシの花が満開になっています。これから咲いてくるモクレンなどと同じ仲間です。モクレンより花は小さいですが、まだ緑のない林の中にパッと白い花を一面に咲かせている姿は見事です。花がたくさん付く年と、ほとんど付かない年を交互に繰り返すことがあります。
キタコブシは北日本に分布し、普通のコブシと比べると花が少し大きめです。花は良い香りがします。
コブシは「拳」で、つぼみが子どもの拳のように見えることから来ていると言います。
14年05月04日付「豊平区新聞」より