豊平区民の要求を実現する連絡会は、17日午前、5月に提出した2014年春の要望についての交渉(懇談会)を豊平区役所で行いました。
要望は81項目と多くに渡りましたが、すべてについて文書で回答を頂くと共に、主な項目について説明を受け、質疑応答を行いました。
開会に当たり、小西豊平区長から「要望のあった項目について、現地確認を行うと共に、関係部局とも連絡をとって対応した。制度上難しい要望もあるが、今後ともみなさんと共に魅力あるまちづくりを進めて行きたい」と挨拶がありました。
制度に関わる問題としては、生活保護にかかる就労指導について、日頃生活相談に携わってきた池田ゆみ党市政相談室長は「就労することになっても会社の都合で待ってくれと言われたり、賃金が下げられたりするなどの問題がある。また病気を持っているとなかなか仕事に就けない」として、「個人の健康や職歴などを見て丁寧な指導を」と訴えました。
これに対して、区からは「個々の事例について、個別に相談をしていきたい」との回答がありました。
道路補修などの要望については、東月寒の二条線の歩道改修や、福住の側溝改修、月寒川に架かる橋の段差の解消などを行いたいとの回答がありました。
以下、次号で順次お知らせします。
日本共産党北海道委員会は15日(日)午後、志位委員長を迎え、ニトリ文化ホールで演説会を開催しました。あいにくの雨にもかかわらず、会場の定員を超える2800人の参加者であふれました。
演説会では来年の一斉地方選挙の予定候補者が壇上に並び、道議選候補者を代表して、市議から道議に挑戦する宮川潤市議が、市議選候補者を代表して坂本きょう子市議が決意表明を行いました。
志位委員長は、消費税増税、TPP、集団的自衛権など暴走する安倍政権について、「私たちが押されているのではないかとの声もあるがそうではない。安倍政権は墓穴を掘っている。どこかでポッキリ行く」と断言。しかしながら、野党の状況を見ると、「民主にしても、維新もにしても自民党にすり寄り、媚びを売っている。自公政権に対し、対案を示しキッパリと対決する日本共産党が今輝いている」と語りました。さらに、「今の状況は戦前の状況に似ていると言われるが、絶対に戦前には戻らない。それは国民の多数と共同し闘う日本共産党があるからだ」と共産党の価値を語りました。
志位委員長は「日本共産党の力の源は、財界やアメリカの言いなりにならないとする綱領を持っていること、戦争反対を命をかけてつらぬき、ソ連や中国の干渉にも屈しなかった92年の歴史があること、財界や政党助成金に頼らない自前の組織をもっていることにある」と語りました。その上で、「今、安倍政権の暴走を止め国民本位の政治を実現するには、日本共産党を大きくすることが必要です。まだ党に入っていない人は、党に入って頂いて、みんなで力をあわせて新しい日本を作る世直しをしましょう」と入党を訴えました。
安倍首相が集団的自衛権行使容認の閣議決定に執念を燃やす中、共産党豊平区委員会は、14日午後、ファイターズ戦に向かう人々でにぎわう福住駅前で、宣伝・署名行動を行いました。
池田ゆみ市政相談室長(市議予定候補)はマイクから、「自衛隊員からも、アメリカの戦争に加担するために自衛隊に入ったのではないとの声が上がっています。集団的自衛権行使容認に踏み切り、自衛隊に入る人が減れば、徴兵制にもつながります。
憲法を守れ、集団的自衛権は認められないとキッパリ言っているのは日本共産党だけです。安倍政権にNO! を突きつける直近の選挙は来年の一斉地方選挙です。豊平区からも草の根の力で政治を変える日本共産党の議席獲得に御支援をお願いします」と訴えました。
また、豊平区委員会からは「公明党が集団的自衛権の行使容認に手を貸すことになれば、平和の党としての看板に泥を塗ることになる」と公明党の動きを批判し、「戦争に行くのは安倍さんではありません。若者を戦場に送るな、私たちの子や孫を戦場に送るな。」と訴えました。
この行動には18名が参加し、赤旗号外を配布しました。署名も40分ほどの時間で30筆余りが集まりました。野球観戦に向かう人の流れの中で、ビラを受け取ったり、立ち止まって署名をしたりすることは面倒なことです。しかし今回は、いつもの宣伝署名行動と比べると、ビラの受け取りも良く、署名も多く集まりました。
タンポポの花よりは少し小さいですが、タンポポの花に似た真っ赤な花をつけます。
戦後、樺太からの引き揚げ者が北海道に持ち込んだとの説がありますが、原産地はヨーロッパです。赤い花が目立ち、絵筆菊とも呼ばれ、観賞用にもされましたが、繁殖力が強いことと、血のような色が嫌われ、世界的にも雑草の扱いとなっています。
葉や茎にはやや硬い毛が生えており、さわるとモザモザします。イチゴのように匍匐茎を出して増えるので、群がって咲いていることもあります。また、タンポポと同じ綿毛のある種を飛ばしても増えるので、あちこちの草むらにぽつぽつと咲いているのも見かけます。
札幌市内では、以前はそんなに多くありませんでしたが、今では、ちょっと気を付けて見ればどこでも見られるほど多くなってきました。
14年06月22日付「豊平区新聞」より