道22日から始まった第3回定例市議会、9月30日午後、日本共産党を代表して宮川潤議員が質問に立ちました。宮川市議は市長の政治姿勢、決算、災害対策、国民健康保険、保育、学童保育、介護、ブラック企業、税の取り立てなどについて質問しました。
宮川市議は、「灯油は、09年には1リットル67円であったのが、今は104円と1.5倍に値上がりしている。昨年度は道内の9割の自治体で福祉灯油を実施した。札幌市としても福祉灯油を実施するとともに、国に対し特別交付税等の支援措置をとるよう求めるべき」と福祉灯油の実施を求めました。
これに対し、上田市長は「多くの事務経費がかかり、かつ、ごく一部の支援に留まるので実施はしない」と答えました。
宮川市議は「昨年度は、多額の事務費がかかっても必要と国は認め支援措置をとった。灯油代がとても高いから一部でも良いから、支援措置をとって欲しいというのが切実な願いだ。暖房費にどれだけ困っているか、困っている人にどれだけ心をよせられるかの問題だ」と市長を追及しました。
しかし市長は「実効性がないので実施しない。市全体の政策の中で必要ないと考える」と福祉灯油の実施を拒みました。
宮川市議は、札幌市民の所得が減り続けている中で、国保料が重い負担となっていることを指摘、国保料を引き下げるよう求めました。宮川市議は、「ここ5年間、市は一般会計から国保会計に繰り入れた予算を余している。平均すれば42億円不用額を出している。これを国保料の引き下げに使えば1世帯当たり1万4千円ほどの引き下げができる」と指摘しました。
これに対し、井上副市長は「国保に加入していない人との公平性から、引き下げはできない」としました。
宮川市議は「一般会計は黒字となっている。国保会計に繰り入れた金額を、一般会計にもどさないと、予定していた他の事業が出来なかったというのではない。不用額を一般会計に戻す必要はなく、国保料の引き下げに使える」とせまりました。
井上副市長は「繰り入れは、医療費に不足が出ないように(多く)繰り入れており、国保料引き下げに当てることはできない」としました。
これに対し、宮川市議は「金額は多くても、これだけ国保に出そうと議会を通ったもの。20年前と比べると負担は倍になっている。国保料の引き下げに使うべき」と主張しました。
池田ゆみ豊平区市政相談室長(市議選予定候補)は忙しい中、9月25日は早朝から、宣伝、署名にと奮闘しました。
早朝には、通勤通学客でにぎわう福住駅前で宣伝を行いました。池田ゆみは、9月11日の大雨災害にふれ、マイクから「携帯やスマホを持たない方々は、避難勧告が出されたこともわかりませんでした。災害弱者を生み出してはなりません。この地域では羊丘小の耐震化も急がれます。景気回復を旗印にした市街地の大規模再開発ではなく、災害に強いまちづくり、住民の生活に密着したまちづくりこそ大切です。こうしたまちづくりを地元の業者を中心に行うことで札幌の経済を潤すことにもなります」と訴えました。
午後からは、地域の後援会が、泊原発の再稼働を許すな、北電の電気料金値上げはゆるされないなどと宣伝を展開しました。この日1日で、西岡地域の20箇所余りで宣伝を行い、日本共産党と池田ゆみの政策を行き渡らせました。
8時半からは札幌大学前で登校する学生たちに向かって、「ブラックバイト、ブラック企業をなくそう」と宣伝を行いました。
池田ゆみはマイクから「みなさんのアルバイトも一度見直してみてください。残業代が払われていない、夜の残業の割り増分が払われていないなど、ないでしょうか。アルバイトなのに夜遅くまで働かされる、休ませてもらえない、講義を受けるのにさしさわるなどの声も上がっています。ただ今日本共産党市議団でおこなっています『働き方実態調査アンケート』をお配りしています。ぜひアンケートにお答えください。日本共産党はブラック企業規制法案を提出し、政府を動かしてきました。市議会でも若い人の働き方が守られよう頑張ります」と訴えました。
この日は、午後に革新懇、新婦人などによる宣伝署名行動もあり、さらに夕方には月寒中央駅前で国保料引き下げ署名が行われ、池田ゆみは、これらにも参加、一日中街頭での宣伝署名に頑張りました。
9月24日の道議会で、日本共産党の真下道議は、電気料金の再値上げを申請している北電が、電力事業と直接関係のない24の団体や企業に現役社員69人を出向させていることを明らかにしました。
仮にこの69人の給与を全額北電が負担した場合、4億6千万円余りになります。
電気料金は「総括原価方式」で算出されており、発電のための施設や燃料にかかる経費、人件費、役員報酬、利益などを合計したものを基礎にしています。69人の給与は、人件費ではなく、利益から支出されていますが、結局は電気料金が原資であることには変わりありません。
真下道議は「こうした実態について知事は北電に説明を求めるべき」と迫りました。
「良薬は口に苦し」と言いますが、薬草のセンブリやゲンノショウコは苦く、ドクダミや前号で紹介したナギナタコウジュは強い臭いがします。
こうしたものは普通は避けてしまうものですが、それに薬功を見いだし利用してきた先人たちには敬服させられます。
特にアイヌの人々は様々な草木の特性をうまく利用し、衣・食・住に渡って活用してきました。自然と調和し、自然と共に生きる生き方に学ぶことが多くあります。
掃きだめに咲く菊ということで、畑の隅や庭の隅など掃きだめのようなところによく見られますが、花は小さく目立ちません。
熱帯アメリカ原産の雑草で、熱帯から温帯にかけて広く分布しています。
日本へは大正年間に入ってきたとされています。涼しい北海道に入ってきたのは最近とのことです。
成長が早く、芽を出してから4週間くらいで種ができ、暖かいところでは年に3回〜4世代が繰り返されます。そのため、時にはハウスなどの施設園芸で雑草として問題となります。
写真のハキダメギクは、小学校の子どもたちが花を植えた花壇に咲いていました。草取りをしたのですが、9月になってから生えてきたハキダメギクに占拠されてしまいました。
14年10月05日付「豊平区新聞」より