NHK朝のドラマ「ごちそうさん」を時々見ています。
戦争に突入し、なんでも統制され、「贅沢は敵だ」とご近所で監視し合う。名誉の出征、「ばんざーい」「ばんざーい」と日の丸の旗を振って送り出す場面、母親の顔は今にも泣き出しそうです。
なんでもお国のためと統制し、疑問を持つ事を悪とし、そのことを口にすると「非国民」のレッテルを貼られる。
「これでいいのだろうか」と悩む主人公め以子の姿、「学校なのになぜ勉強してはいけないのか」とふ久の言葉。以前なら、ドラマの中としてみていたものですが、秘密保護法、国家安全保障戦略に続き、集団的自衛権の行使に向けて暴走している安倍政権を思うととてもリアルに感じます。
こんなことが二度と再び現実にならないように、憲法をよりどころに、どんな国を目指すべきなのか、私たちの立つ位置を明確にしながら、安倍政権の間違いを正す声を大きく広げる運動の大切さを感じます。
14年02月09日付「豊平区新聞」より