国立市の上原公子市長の「小泉劇場のつぶした生きる権利」という記事(全国革新懇ニュース9月号)を読みました。
国立市は30年の闘いの中で、車椅子の人が町を動き回るのが当たり前の風景・障がい者の施設を作ることを拒むご近所などない「スペシャルなまち」をつくってきています。
その暮らしが、国の施策により崩壊するかもしれない。そんな不安が「しょうがいしゃ※があたりまえに暮らすまち宣言」という日本初の宣言を誕生させた(2005年4月)。障害者自立支援法が国会で審議されているときに、制度が変れば生きていけないと命がけで厚労省に座り込みをした彼らを自治体は見殺しにはできない。自治体はどんなに財政が苦しくても、市民の財産生命を預かっているという気概で仕事をしている。
この記事を読んで私は、市民の運動で市政が変っていくことや市民が市政の中心となれることへの確信と勇気が湧いてきました。
そして、全国には、この国立市長の思いに共感したいと感じている市長がきっとたくさんいるのではないかと思うのです。
勇気を持って自治体が市民を守る防波堤の役割をはたしていけるように国立市のように立ち上がらなければ・・・。
それを支えていくのは、やはり住民運動です。そして、住民運動と合わせて共産党市議団の果たす役割、たくさんの人たちと要求で一致した住民運動の広がりの大切さを感じました。
記事の最後には、「国民に主権という切り札がある限り、この流れは変えられる。変えなくては。」という文章で締めくくられています。
この思いを私も胸に刻みがんばりたい。だれもが当たり前に暮らせる市政めざし、みなさんがんばりましょう!
06年10月15日付「豊平区新聞」より