七十五歳以上の高齢者に新たな負担を押し付ける後期高齢者医療制度は中止・撤回せよと開かれた二日の「怒りの道民集会」。全道から続々と集まり、千人を超える人たちが、闘う決意を交わし合いました。
「若い人もたくさん参加していて元気がでます。」というのは、豊平区の老人クラブの会長の折居公憲さんです。「老人クラブでは、この制度は『死ねということだ』と話しあっていますが、若い人と老人パワーが一緒になって安心して暮らせる世の中にしたい。これは死んでいられないぞ、という気持ちです。」
年金者組合道本部の渡部務委員長があいさつ。
道広域連合の瀬川誠事務局長が緊張した面持ちで4月から始まる制度を運営する立場から準備状況を説明しました。
認知症の妻と二人で暮らす原田幸一さん(91)や新婦人札幌東支部の佐々木トシさん、自交総連道地本の松任正博さんが怒りのメッセージを力いっぱい訴えました。
日本共産党の紙智子参議院議員は「福田首相は、『お年寄りに希望の持てる社会を』といっていますが、高齢者に差別医療をおしつけるこんなひどい制度は絶対に許せません。集会を機に反撃しましょう」と語りました。
横路孝弘、逢坂誠二(民主党)両衆議院議員も参加し、廃止を訴えました。
札幌西区二十四軒第一町内会長の小野慶勝さん(80)ら三人の町内会長が、国会議員に「中止・撤回を必ず」と応援メッセージを送りました。
家庭ごみ有料化市民意見交換会が1月31日午後、豊平区民センターで開かれ、60人程の区民が参加しました。
参加者は札幌市からのスライドをつかっての家庭ごみの減量とそのための計画の説明を熱心に聞きました。
その後の意見交換では、有料化は、家庭ごみの減量に対し市民の動機づけにしたいとの説明に、「なぜ有料化で動機付けられなければならないのか、市民を信頼しないのか?」と強い反発の声が上がりました。
また、「有料化されることで不法投棄がふえるのでは?」の不安の声や、「市民は有料化しなくても、協力してごみの減量化に一緒に取り組みます」「はじめから有料化ありきで進めるのはおかしい」とたくさんの反対意見が出されました。
家庭ごみ有料化の問題はまだまだ、内容が知られていません。
有料化せずにごみの減量に行政と市民が力を合わせる方向に進むように、有料化反対の署名に取り組み、私たちの声を札幌市に届けましょう。
08年02月10日付「豊平区新聞」より