「貧困と格差をなくし、緑の地球をこどもたちに」――今年初めての真夏日となった札幌市で5日、「チャレンジ・ザ・ピースウォーク」が開催され、海外を含め約5千人が会場の大通り8丁目広場を埋めました。
7日からの洞爺湖G8サミットを前に、「貧困と格差をなくし、平和と環境を守ろう」と世界に発信しました。
「田んぼをまもれ」「米を作ってもメシ食えねえ」強い日差しに、そろいの浴衣を着た農民のむしろ旗が翻り、「核兵器は廃絶せよ」「貧困をなくせ」と要求を書いた色とりどりののぼりやタペストリーを持った人たちが流れる汗をふきながら、続々と集まりました。
主催者を代表してあいさつした道平和委員会の石田明義理事長は「G8各国の政府は戦争や環境破壊、貧困と世界が直面している諸問題の解決に責任を果たすべきです。様々な活動をしている私たちがともに平和で公正な新しい世界をつくろう」と呼びかけました。
「平和サミット道連絡会」「道平和運動フォーラム」「ほっかいどうピースネット」が共同で開きました。
集会後、参加者は「世界の大国は軍事費を削って飢餓対策を」と声をあげ、市内の中心部を行進しました。
豊平区から5歳と1歳の子連れで参加した旗さんは「子どもたちに平和な未来を残したいと思って来ました。参加者が農業や環境といろいろな要求を掲げていますが、平和の思いでは一緒だと思います」と語りました。
同じく豊平区から暑い中、子ども連れで参加した3組の親子も一緒にパレードに参加。「核兵器を廃絶せよ」「貧困をなくせ」と訴えました。
今回も新婦人豊平支部平和部の「憲法9ちゃん」が参加。暑い中、汗だくになりながら会員の皆さんと「九条を守ろう」とアピール。国内・外の報道陣に囲まれる場面も見られました。
豊平区革新懇は7月8日午後、月寒公民館で第15回総会を開催しました。
代表世話人である多田崇子さんが開会の挨拶を行い「足踏み状態の活動をまた力合わせて進めましょう」と呼びかけました。
北海道革新懇事務室長の大地 厳さんが参加し講演しました。大地さんは雇用の問題、農業と食料の問題、高齢者の問題、平和の問題を話され、「どの分野でも社会的連帯が広がっている。その中での革新懇の役割はますます重要に」とのべ、全国の運動の広がりについて話され、「豊平区革新懇も大きく飛躍して下さい」と呼びかけました。
その後、活動報告と方針が提起され活発に論議されました。
総会には21名が参加しました。
精進川緑地公園内の階段を「ベビーカーでも行き来できるように、スロープにしてほしい」というママたちの声を聞き、新婦人豊平支部では、豊平区長に公園整備の要望書を提出。地域の班の班長さんと一緒に、豊平区土木センターで交渉しました。
土木センターでは丁寧に話を聞いてくれ、「その場所は階段に直したばかりだが、地域お母さんの声も聞き、もう少し様子を見て、雪が降る前には直せるようにしたい。橋の欄干や草刈など、すぐにできることはやりましょう」と応じてくれました。
交渉には、日本共産党豊平区市政相談室長の池田ゆみさんも参加。「今後も公園整備などの時は意見を交換していけるといいですね」と懇談しました。
08年07月13日付「豊平区新聞」より