国民大運動道実行委員会主催による「緊急各界懇談会」が9日夜に開かれ、60人が参加し現状と対策を訴えました。
主催者を代表して千田喜美男実行委員長が挨拶。
来賓の道原油・原材料等価格高騰対策本部事務局の大場三夫氏より北海道の対策について報告、日本共産党国会議員団事務所から畠山和也道政策委員長が、8月に政府が発表した「総合経済対策」の概要の内容と問題点について発言しました。
その後、現状と打開の道について各界から6人の方から発言がありました。
民商からは3人が発言。運送業を経営する森さん(札幌西)は「ガソリン代の高騰で支払いがたいへん。社員に詰められる夢を見る事が多くなった」と厳しい状況を発言。
ススキノで飲食業を営む尾谷さん(札幌中部)は「店を開けてもお客が来ない。しかし家賃や酒の仕入れは毎月発生する。このままではやっていけない。労働者や農家の皆さんに余裕がないと店には来てもらえない」とススキノの現状を含め述べました。
建築設計事務所を経営している石塚さん(札幌東部)は「多くの建設業者が仕事がなくて苦しんでる。小規模事業者登録制度を作って地元の中小業者に仕事を回す仕組みを確立すべきだ」と訴えました。
農業分野では農民運動北海道連合会の野呂光男さんから「酪農家や農家が半減する恐れもある」、福祉灯油の問題でも北海道生活と健康を守る会の佐藤宏和さんは「十分に暖かい部屋で暮らせない人が増えている。国・自治体は後ろ向きの政策を転換すべき」、労働者分野では全印総連札幌地連の川原列男さんが「資材の値上がりで会社の経営も厳しい。北海道での寒冷地手当は命綱。要求を勝ち取りたい」とそれぞれ発言しました。
まとめと行動提起では小室正範事務局長が「皆さんの発言をまとめて自民党などの国会議員に届けて見せたい。私たちの暮らしと経営を守るためにも、来るべき総選挙で政治の流れを変えるために力を合わせて頑張りましょう」と訴えました。
閉会挨拶を名知隆之道労連議長が行いました。
月寒地域の共産党五区後援会といちなな後援会は9月6日「どうなる?くらしと医療」のつどいを開催し、20人が参加しました。
日本共産党豊平清田・南・清田地区委員会池田博地区委員長から大企業いいなり、アメリカいいなりの日本の政治が話され、共産党の綱領に触れながら「政治を一緒に変えましょう」と話されました。
池田ゆみ市政相談室長からも生活相談の実態に触れながら、「命を守る政治をともにつくりましょう。宮内聡さんを必ず国会に送り出しましょう」と訴えました。
参加者からは、「私は86歳です。地域で長い間共産党の活動をやってきました。自分はもう先がないので、後を引き継ぐ人を増やしたい。どうか共産党に入ってほしい」と切実な訴えがありました。
また、自分の息子、娘たちの働き方に触れ、この先どうなっていくのか不安です。の声が出され、それに応えるように、「若い人たちの話を聞くことが大事だと思う。一緒に政治変えていこうと声をかけよう」と意見が出されました。「選挙も楽しくやらないとみんなやる気にならない。楽しく頑張ろう」の意見も出され元気の出るつどいとなりました。
つどい終了後参加者全員で記念写真を撮りました。
DCI(Defence for Children International・子どもの権利のための国連NGO)札幌セクション、子どもと教育・文化道民の会、札幌子どもと教育・文化を育む連絡会(準)はこのほど、札幌市で「札幌市子どもの権利条例の1日も早い制定を願う市民の集い」を開きました。
塚本智宏名寄市立大学教授が、「コルチャックと子どもの権利」のテーマで基調報告。コルチャックの原書を紹介し、「人間として質的、量的に成長するのが乳幼児期と思春期です。この時期に大人がもっとサポートし、そばにいて支えてあげられることが大切です。子どもの権利条例を制定することは、おとながこのスタンスに踏み込むことです」と語りました。
民間保育所の保育士と小学校教員、児童養護施設の施設長の3人が「子どもの権利」保障の取り組みをそれぞれ報告しました。
フロア発言で交流した後、主催者代表は、札幌市子どもの権利条例をめぐる情勢と、制定に向けた市民運動、「もとめる会」のとりくみを紹介し、署名への協力を訴えました。
08年09月14日付「豊平区新聞」より