冬の訪れを告げる雪虫が舞う札幌市。日が沈んだ中心街に続々人が集まり、勤め帰りの女性が「志位さんが演説するんだって」と足を止めました。歩道には100m以上にわたって聴衆が鈴なりになり、道路に身を乗り出すようにして演説に拍手を送りました。
「全国を歩いていて今度ほど、国民のみなさんの暮らしの悲鳴がたくさん聞こえてくるときはない」|こう切り出した志位氏は、その根源にある「大企業中心、アメリカ言いなり」という「二つの政治悪」を正す日本共産党の役割を縦横に語りました。
志位氏は、お年寄り差別の後期高齢者医療制度を、怒りを込めて批判し、15日から新たに625万人の年金天引きが日本列島を襲うと告発。政府が国民の怒りに押されて大動揺≠始めていることも紹介しながら、制度づくりの出発点から反対を貫いた日本共産党を伸ばし、「差別医療制度はきれいさっぱりなくそう」と訴え大きな拍手に包まれました。
衆院比例候補の宮内聡、岡ちはる(2区重複)両氏と1区候補の松井ひであき氏が決意を表明。宮内氏は「道民の切実な願いを国会に届けるために、北海道から衆院の議席を勝ち取らせて下さい」と訴えました。
「雇用」と「学費」のキャッチフレーズに書きかえ、色もオレンジとスカイブルーにリニュ|アルされた「日本共産党キャンペーン」カーが北海道に上陸し、道内を回り元気よく青年、学生の皆さんが宣伝しています。
9日は、南区から宣伝行動がスタート。午前中に南区、清田で宣伝。午後から豊平区に入り、夕方7時まで宣伝しました。
朝からの雨模様の天気の中でしたが、雨に打たれながらも「使い捨ての雇用問題」「高い学費で苦しむ学生の声」などが話され、「政治かえるために共産党を応援しよう」と青年、学生のみなさんが宣伝カーから訴えました。
初めて、宣伝行動に参加した、私立大学4年の学生からは就職活動の困難さや職場内での働き方についての不安などが語られました。
池田ゆみ共産党豊平区市政相談室長も豊平での宣伝に同行し雇用の問題など一緒に訴えました。
10月15日は年金支給日。4回目の後期高齢者医療制度の保険料が天引きされました。今回は新たに625万人の方が天引きされ、新たな怒りが全国に広がりました。
豊平区年金者組合はこの日、9時30分から平岸の北洋銀行支店前で宣伝行動に取り組みました。
銀行利用者の皆さんや通行する方たちに「皆さんの一筆一筆が世論を広げ政治を動かします。署名にご協力を」と訴えました。
たくさんの方が足を止め「来年75歳になるので何とかしてほしい」と深刻に話す人や「頑張ってください」と励ましの声などが寄せられました。マスコミも取材に来ており、新婦人豊平支部、生活と健康を守る会、共産党地区委員会などの団体も参加しにぎやかに宣伝しました。
「共産党の元気な姿を地域のすみずみまで」と新婦人豊平支部女性後援会では、11日12日の2日間でハンドマイク100回宣伝行動に取り組みました。
11日は中の島地域、西岡地域で宣伝し、12日は福住地域に入り、地域の後援会とも協力して取り組み100箇所目標を達成しました。
両日とも秋晴れの良い天気に恵まれ、「窓を開けて聞いてくれた」「クラクションを鳴らして応援してくれた」「家から出てきて手を振ってくれた」「拍手してくれた」「公園で過ごす親子や家族と話しがはずんだ」などの経験が出され「ハンドマイク日和だったね」と100回達成と対話がはずんだことへの喜びが語られていました。
女性後援会では、今後も公示日まで地域後援会と協力をしながら、宣伝行動を強めようと計画しています。
19日の決起集会後も計画しています。
08年10月19日付「豊平区新聞」より