地域後援会の新年会でのこと。「本当に戦争なんかやるもんでない」と声を詰まらせながら戦争体験を語ってくれたおじいちゃんの姿が忘れられません。
自己紹介として始まった話ですが、戦争の話になると目頭を押さえ、声を詰まらせながら話始めたのです。19、20歳の若いころの戦争体験は、80歳を過ぎても、涙なくしては語れないのです。
仲間の死を目の当たりにし、自らも死と隣り合わせの恐怖の中で過ごしたことは、私たちの想像を絶する体験でしょう。「戦争が終わったと聞いたときは、『あー。家に帰れる』と心からそう思った」。実感のこもったその言葉が本当に印象的でした。
「戦争からは何も生まれない」。このことを自らの体験から語ってくれたことへの感謝の気持ちと、この体験をしっかりと聞き取り若い人たちに伝えていくことの大切さを感じています。
今年も成人の日を迎え、民主青年同盟の若い人たちと一緒に成人式宣伝に取り組むことができました。20歳を戦場で迎えたであろう、あの、おじいちゃんの話を思い出しながら、平和の大切さを改めて考えさせられた宣伝行動でした。
若い人たちが二度と戦争に駆り出されることのないように、若い皆さんと一緒に頑張りたいと思っています。今回は若者3人の参加でしたが来年はもっと沢山の若い人たちと宣伝ができればいいなと願っています。寒い中、宣伝に参加して下さった地域の後援会・支部の皆さん本当にありがとうございました。
08年01月20日付「豊平区新聞」より