北星大学で開かれた「平和のための講演」に参加し奥平康弘先生の話を聞きました。
「今こそ憲法九条に誇りを持ち、これを活かそう」というタイトルでしたが、「誇り」という言葉を目にしてふっと自分はそんな思いで九条を考えていただろうか?と問わずにはいられない気持ちになりました。
「誇り」という意味を国語辞典で引いてみると「自分の置かれた立場にやましい点は一つもないと自信を抱く気持ち」とありました。
サミットの参加国は「平和度」が低い話や世界の軍事費の話など、様々な角度からのお話のあと「世界に良い影響を与えている国・地域」という設問で日本はドイツと同じく1位だそうです。「平和憲法を持っている点での評価ではないか。あくまでも人の印象だが」といいながら、「ここに誇りを持っていいはずでは」という先生の問いかけでした。
「憲法九条は世界の宝」と自分で言いながら、なんだかひとごとのように言っていた自分の姿が頭に浮かびました。
「平和憲法を持っている事の意味を自覚し守ること」の大切さと学ぶことの大切さを改めて感じています。
憲法九条を守ることは私たちの誇りを守ること。誇りを持てる社会は素晴らしい。誰もが誇りを持って生きていける社会を目指し憲法を学び活かせるよう力を合わせましょう。
08年07月13日付「豊平区新聞」より